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【宮古島出身者の石垣島に対する意識調査 #2】 アンケート調査第1弾

 みなさんこんにちは!お久しぶりです🌸
 先週は【宮古島出身者の石垣島に対する意識調査 】の前編を公開いたしました。アンケート結果からは、石垣島に対してライバル意識は顕著にみられなかったものの、「海の美しさ」や「いいところかどうか」に関しては、やはり宮古島の方が優位に立つ結果が見られ、宮古島出身者としてのプライドが垣間見える結果となりました。

 さて今回は、前回盛り込めなかった最後の設問

石垣島VS宮古島という対決をするとしたら、
あなたは何で勝負に挑みますか?

に対する回答を一挙ご紹介いたします!
 宮古島市民のリアルな声が続々と集まりましたので、ぜひお楽しみください🌻

1. 調査結果

 最後の設問は自由記述形式での回答だったため、要素ごとに以下の項目で分類しました。

アンケート調査結果koumoku

 78名の回答者のなかで自由記述にご回答頂けたのは61名でしたが、このうち設問の内容に沿った回答である有効解答数は59でした。そのためこの設問につきましては母数を59名としてカウントします。

 分類の結果は以下の通りです。

アンケート調査結果

 「海」が31%、「人柄」が29%と大多数を占めました。やはり「宮古ブルー」と呼ばれる海の美しさで勝負に臨もうとする方は特段多いようです。更に「人柄」という無形のものが2位にランクインしました。
 続く「観光」「文化・歴史」「対決不要」が同率7%となり、半数が「観光」と回答するだろうという筆者の予想は外れました。「文化・歴史」が意外にも回答数が多かったのは、回答者の属性が40〜50代の方が多いことも関係していると思われます。
 「食べ物」は意外と少ない結果となり、「自然」と5%で同率でした。「施設・構造物」「全て」「その他」は3%という結果となりました。

2. コメント紹介

 結果がわかったところで、続いては設問に対するみなさんのリアルな声をご紹介していきます!

海編

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 >>たしかに、「スタバないさ!」は反論の余地がありませんね😂宮古のカフェと言えばマックかエンダー(A&W)くらいですもんね(笑)
  しかし宮古にも必殺技が残っています。「こっちメガドンキあるもんね!」と返しましょう!(石垣にはドンキは無いようです)


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 >>結束力はたしかに見受けられますね!宮古島の人は孤島であることや独特の文化やなまりがあるせいでか、 *帰属意識 が高いように思います。
  け、毛深さ…?😂確かにそれも魅力のひとつなのかも…?(笑)

*帰属意識(きぞくいしき) とは、「ある集団に属している、またはその集団の一員であるという意識や感覚」を意味する言葉で、元々は心理学用語のひとつ


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 >>石垣を拠点にして八重山諸島を巡るツアー、とても楽しそうですね!
  昔は平良港⇔佐良浜港をフェリーで行き来しており、それが宮古島旅行の醍醐味のひとつでもありましたが、伊良部大橋が開通してからは宮古島と周辺離島はほとんど橋を介して行き来するようになってしまいました。旅行時フェリーを利用する機会があるとすれば、多良間島に行く時くらいでしょう。
 宮古には宮古の、石垣には石垣の良さがそれぞれある。全くもっておっしゃる通りだと思います!(対戦をふっかけておいて言うのもなんですが笑)


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 >>おっしゃる通り、ひと昔まえはテレビや雑誌で特集が組まれるのは宮古島よりも石垣島の方が多かったことを記憶しています。伊良部大橋開通に伴うリゾート開発がここ数年で宮古島の知名度は格段と上がったのではないでしょうか。
  「商売っけがない」。確かに、押し売りされたり上手い誘い文句に乗って思わず買いたくなったり、みたいな経験は全然ないような(笑)余談ですが、那覇空港のお土産コーナーのスタッフさんはそういうのがめちゃくちゃ上手いです(個人的な意見)。


観光編

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 >>仰るとおり、観光の満足度で対決をすることになれば、お互い離島としての魅力にさらに磨きをかけられそうですね!人柄、自然、施設など全てが関連して観光の満足度が決定するということを考えれば、「何か一つ」を極めるというより住民の意識や施設におけるサービスまで、とことん追求する必要性が出てきますね。


食べ物編

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 >>家族の作ったもので勝負するの素敵ですね✨私も祖母が作る宮古そばはどこのお店の宮古そばよりも美味しいと思っているので、それで勝負をしたいです🌸


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 >>マンゴー農家なんですね!先日執筆した【マンゴーの切り方】でもご紹介したように、宮古島はマンゴー生産量日本一を誇っております。宮古島のマンゴー産業を支えてくださってありがとうございます!🥭
  イーザトとは「西里大通り」のことで、島内では一般的に「市内」と呼ばれています。

 島の魅力をたくさん教えていただいた一方で、同じ方からこのようなご意見もいただきました。

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 >>一応私は立教大学の観光学部で観光について学んでいますのでそれらしい観点からも記述すると、観光客が急激に増加することでその観光地の地域住民や観光地の自然環境などに悪影響を及ぼすことをオーバーツーリズムと言います。
  宮古島では観光客のレンタカーが最高速度50キロの道路を100キロで走っていることやレンタカーによる交通事故などが挙げられます。ちなみに宮古毎日新聞デジタルによると、宮古島警察署管内における2017年の物損事故件数は1556件で、そのうちの約半数(740件、47.6%)がレンタカーによるものだそうです(参照記事はコチラ)。

  第3次産業で経済成長しつつある宮古島ですが、その第3次産業により住民に不満が溜まるのであれば元も子もないですよね。闇雲にホテル開発を進めている宮古島ですが、同時にオーバーツーリズムを避けるための規制や制度を設けるべきだと個人的には思います。『住んでよし』でなければ『訪れてよし』なはずがありませんから。


人柄編

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 >>たまに暑苦しい(笑)暑苦しいほど人情が厚いということですね!確かに人に対する愛情が大きい人が多い気がします。


対決不要編

 一方で、対決は不要であるとの声もいただきました!

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 確かに仰る通りです!同じ離島としては、共に切磋琢磨して一緒に成長していくという構図が理想的であると私個人としては思います。しかしこの設問を設けた意図として、同じ離島という立場で、それでも「これなら石垣には負けない」という宮古島の要素を深堀りすることで、宮古島の魅力の再発見や新たな魅力の発見につながるのではないかという思いがありました。
 また、そこに住む人がその地域の魅力について知っているということこそが、住民主体の地域創生につながるのではないかということも大学での4年間を通して学んだことです。故に、宮古島の魅力について再検討するという意図のもと、この設問を設定しました!最初に設問意図を提示しておくべきだったと反省しております😂「なんの対決?」と思われた方、分かり辛い設問となってしまい申し訳ありませんでした💦

3. さいごに

 2回に渡り【宮古島出身者の石垣島に対する意識調査 】の結果をご紹介いたしましたが、いかがでしたでしょうか?意外な結果、想定通りの結果、共感できるコメント、自分の思いとは相反するコメントなど様々だったことと思います。
 宮古島の人は石垣島に対してライバル視をしている人はそう多くはないこと、その一方で海の美しさに関しては妥協を見せないことなど、私自身調査を通して初めてわかったこともたくさんありました。ご協力いただいた皆様、本当にありがとうございました!

 さて次回は、同じ調査内容について、宮古島出身の女子大生2人、石垣島出身の女子大生2人によるディスカッション内容を公開いたします!調査結果だけでは分かり得なかった新しい事実の発見にもなりましたので、是非ともお見逃しなく!

次回の配信は、7月19日(月)を予定しております。

 ※配信日は予告なく変更となる可能性がございます。あらかじめご了承ください。

また、

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 それではまた来週!👋

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