【宮古島出身者の石垣島に対する意識調査 #1】　アンケート調査第1弾

　みなさんこんにちは！お久しぶりです☺️
　前回の記事では【名前を伸ばして呼ぶ沖縄本島独特の文化】をご紹介しました！Facebookでは、

まぁのんび〜り、言葉を伸ばす傾向はありますよね😺

と共感してくださる方もおりました！

　そして今回は！2020/6/25〜2020/7/1に実施した【宮古島出身者の石垣島に対する意識調査】のアンケート結果をご共有致します！ご協力いただいた宮古島市出身の皆様、そして島外・県外出身で結果を楽しみにお待ちいただいていた皆様、大変長らくお待たせいたしました。
　大変興味深い結果となりましたので、ぜひ最後までご覧ください！なお、情報量が多くなってしまうため、調査結果は2回に分けて発表いたします！

記事配信スケジュール
2021/07/05(月)　結果発表
2021/07/012(月)　コメント紹介

　実はこのアンケート調査、読者の方からFacebookに寄せられたコメントがきっかけで実施に至りました。以下、コメントを一部抜粋しております。

八重山との関係
お互いに意識する存在なのか、全然気にしてなくてむしろ気持ちは那覇や東京に向かってるのか

　「確かにこれについては筆者も知りたい！」と思い、今回独自にアンケートを実施するに至りました。
　今後もコメントの中で気になるテーマや内容がありましたら執筆の参考にさせていただきますので、FacebookやTwitterからご意見をお寄せください！
　また、「匿名で意見を出したい」という方のためにご意見箱を設置致しましたので、もし匿名を希望される方はご意見箱よりご投稿ください✨

ご意見箱はコチラ

　今回のアンケートには78名の宮古島市出身者にご協力いただきました。ご回答くださった皆様、拡散していただいた皆様、本当にありがとうございました！それではさっそく気になる調査結果を見ていきましょう🌷

1. 回答者の属性

　まずはアンケートの回答者の属性をみてみましょう。

　年齢

　回答者の年齢は50代が最も多く、次に40代、30代、20代、10代、60代、70代という結果になり、「80代」「90代」「それ以外」に回答した人はいませんでした。下は10代から上は70代まで、幅広い年齢層にご回答いただけたようです。
　50代と40代を合わせて過半数を占めていますので、今回の調査結果は主に4、50代の意見が大きく反映された結果であるということを予めご了承ください。

性別

 　男性が過半数を占め、女性は38％、「それ以外」と回答した方が3％、1％が無回答でした。

2. 石垣島に対する印象

　続いては、宮古島出身者の石垣島に対する意識調査です。
　『石垣島に対して以下の印象をどの程度お持ちですか？』という設問に対し、9つの項目を用意しました（下図参照）。それぞれの項目では、「とてもそう思う」「そう思う」「どちらとも言えない」「そう思わない」「全くそう思わない」の5つから選択式で回答してもらいました。

それでは、それぞれの回答結果を見ていきましょう。

1. 観光地としてのライバル意識を持っている

　この設問に対しては、回答者の多い順に「そう思う」27%、「どちらとも言えない」24%、「そう思わない」23%、「全くそう思わない」13%、「とてもそう思う」13%という結果になりました。

　『沖縄の離島頂上決戦！』として「石垣島VS宮古島」が記事で取り上げられるほど、同じ「沖縄の離島」として何かと対決しがち（させられがち）なこともあってか、「とてもそう思う・そう思う」と答えた人は「そう思わない・全くそう思わない」と答えた人よりもわずかに多い結果となりました。

2. 沖縄の離島の中では有名である

 　この設問に対しては、約9割の方が「とてもそう思う・そう思う」と回答しました。「とてもそう思う」の回答だけでも過半数を占めており、石垣島に対して若干のライバル意識がありながらも有名であることは認めているようです。

3. 海が綺麗だ

　この設問に対しては、65％の方が「とてもそう思う・そう思う」と回答しました。しかしながら「そう思わない・全くそう思わない」と回答した方も16％いました。
　これは、「そう思わない・全くそう思わない」は10％を下回るだろうと予想した筆者にとっては意外な結果となりました。

4. 宮古島よりも海が綺麗だ

　この設問に対しては、57％が「そう思わない・全くそう思わない」と回答しました。

　流石に海の美しさに関してはプライドを隠さずに真っ向からぶつかる姿勢が感じられる結果となり、1人の宮古島出身の人間として安心しました(笑)

　2020年7月30日にトリップアドバイザー株式会社が発表した『旅好きが選ぶ！日本人に人気の日本の水辺ランキング 2020 ビーチ編』で、宮古島の「前浜ビーチ」が2019年に引き続き2年連続1位に選ばれるなど、”自称”ではなく”他者”から「日本一」と称される機会が増え、住民の海に対する誇りや愛がこれまで以上に育てられているのかもしれません。

5. 宮古島もいいところだが、石垣島には負ける

　この設問に対しては、約半数が「そう思わない・全くそう思わない」と回答しました。
　先ほどの海の美しさに関する設問と同様、自尊心や地元愛溢れる結果となりました。

　しかしその反面、「とてもそう思う・そう思う」と回答した人は16%おり、筆者の予想（期待）とは外れる結果となりました。

6. 宮古島は、石垣島に負けている要素はない

　この設問に対しては、「どちらとも言えない」と回答した人が44%と最も多く、「とてもそう思う・そう思う」が30%、「そう思わない・全くそう思わない」が27%とほとんど五分五分の結果となりました。

　先ほどの設問までは大差をつけて宮古島の方が評価される結果となっておりましたが、この設問では「石垣島に負けている要素がある」と認知している人が27%もいることがわかりました。

7. 石垣島出身の人がいると、張り合いたくなる

　この設問に対しては、約60%の人が「そう思わない・全くそう思わない」と回答しました。
　4、5、6の設問では石垣島に対しての「対抗心」が垣間見える結果になりましたが、だからと言って張り合いたくなるというわけではないようです。

8. 同じ離島としてひとくくりにされるのは嫌だ

　この設問に対しては、半数が「そう思わない・全くそう思わない」と回答しました。

　海の美しさや島に対して「石垣島には負けていない」とは思いつつも、離島としてひとくくりにされること自体に特別嫌悪感を抱いているわけではないようです。

9. 宮古島も石垣島もだいたい同じもんだ

　この設問に対しては、回答の多かった順に「そう思う」33%、「どちらとも言えない」26%、「そう思わない」22%、「とてもそう思う」10%、「全くそう思わない」9%という結果になりました。

　「とてもそう思う・そう思う」を合わせると43%となり、「そう思わない・全くそう思わない」を合わせた31%よりも12%高い結果となりました。
　これは「同じもんだ」と思う人は少ないだろうという筆者の予想とは異なる結果となりました。宮古島の人は、石垣島との差別化については意外と気にしていないようです。

3. さいごに

　【宮古島出身者の石垣島に対する意識調査】いかがでしたでしょうか？
　筆者の個人的な感情としては、宮古島出身者としてのプライドが垣間見える結果を見ることができて非常に嬉しかったです。

　やはり「同じ離島」としては負けん気があってほしいと言いますか、第３次産業で発展しつつあるという共通項を持っているからには、お互いの存在を意識して良い影響を与え合う関係が理想的だと思っております。

　さて、今回は調査結果の発表のみとなってしまいましたが、次回は最後の設問の回答を一挙公開いたします！最後の設問、覚えておりますでしょうか？

石垣島VS宮古島という対決をするとしたら、あなたは何で勝負に挑みますか？

です。たくさん面白いご意見をいただきましたので、次回2020/07/12(月)もぜひお楽しみに！

おことわり
本調査結果は、筆者が独自に実施したアンケート調査に基づいて作成しております。専門家による監修等は行われておりませんので、学術論文の執筆や学術研究を目的とする本記事の引用、参照等は推奨出来かねます。予めご了承ください。