『ライオンの隠れ家』からの、色の表し方「RGB」「CMYK」を調べてみた
ドラマ『ライオンの隠れ家』はサスペンス感と癒し感が両方味わえるドラマで、結構好きです。
役所勤務の兄・小森洸人(柳楽優弥さん)と、その弟で自閉症スペクトラム症の美路人=みっくん(坂東龍汰さん)が2人で平穏に暮らす家にライオンと名乗る男の子(佐藤大空さん)が突然やってきて、美路人はパニックを起こすなど、小森家にとって急な変化に戸惑いを隠せない。
洸人はライオンの母親の身元や行方を探していくうちにいろんな謎と事実に直面する⋯というヒューマンサスペンス。
自閉症スペクトラム症の美路人は、能力を生かし、小さなデザイン会社でアーティストとして働いています。
美路人が描く絵は素敵で、その純粋さと優しさが伺えます。
ちなみに、美路人がドラマ中で描いた作品として登場するライオンの絵画を描いたのは、美路人と同じ自閉症スペクトラム症で画家として活動する太田宏介さんらしいです。太田さんは10歳の頃から描き始め、51回の個展を開催しているとか。
素敵な色使いは太田さんの感覚だったのですね。
その作品をドラマの中で描く美路人を演じる坂東龍汰さんの演技も目が離せません。本当にピュアで心優しい弟で、洸人が温かく見守るまなざしにも共感もてます。
美路人は、特に色に対する知覚が鋭く、たまたま目に入った自転車や花の色について「この色は××で⋯」と色番号で言い表し、その色について説明し出したら止まらないほど詳しい。
ここからちょっと横道にそれます。
前にも色について記事を少し書いたのですが、「DICカラーガイド色見本帳」というものがありまして、印刷会社やデザイナーなどの間で色の指定や色合わせに利用される代表的な色見本帳のことをいいます。
『ライオンの隠れ家』では、みっくん(美路人)が短冊状になった色見本帳を手に持っていましたね。DICの色見本帳かまではわかりませんでしたが。
デザイナーやアーティストには必須アイテムですからね。
その「色」については、パソコンやテレビ、スマホなどのディスプレイ上で色を表示させるために使用される色=「RGB」と、紙などにインクで印刷機によって印刷される色=「CMYK」があり、表現する仕組みが違うので、パソコンで作成した色をディスプレイ上で見る時と、それを紙に印刷した時の色は少し違っていることがあります。
その色目の誤差を少なくするために調整(補正)したりするのに色見本帳が役立つわけです。
以下は、前にこれらのことを調べて手書きメモ風に描いたイラストです。
疑問に思ったことを調べたりするのは好きなほう。
文章を読んで理解するのは大前提ですが、頭の中がごちゃごちゃになってくると、こうやって言葉なり絵なり紙に書き出す。
これでずいぶんと自分の中で整理や区別ができて理解が深まる、というわけです。
いまはノートに書かず、スマホやタブレットを使ってメモ機能で入力したり、文字や文章を読むだけで覚えることが増えたのかもしれません。
たまにはノートや紙にペンや鉛筆で「書く」ということも効果的でいいような気もしますけどね。
すごく話がそれている⋯
ということで、話は戻って『ライオンの隠れ家』は、みっくんも素朴で愛らしいですが、ライオンを演じる子役の佐藤大空さんがめちゃ可愛い(『海のはじまり』の海ちゃん並みに)。
次回から物語は速度をはやめながら転がりだしそうですね。楽しみです。
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