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春ドラマの個人的優秀作品発表

春ドラマが終わったらすぐに次のドラマが始まったりしているものもあり、面白かったドラマの喪失感に浸っている暇なんぞないぞ、という感じです。

フジ月9の『夏のはじまり』は、『silent』と重なる雰囲気はありつつも、ストーリーは別ものということで、なかなか見ごたえがありそう。

目黒蓮さんは人気タレントでもあり 『silent』でもその他ドラマや映画でも活躍されていて評価が高いので、今回のドラマもそれだけで前評判は上々なのですが、脇を務める俳優陣も実力のあるすごい人ばかり。

海ちゃん役の泉谷星奈ちゃんもすごく可愛いですね。いろんなドラマで見かけていましたが、ちょっとずつ大きくなっていっているなあ~と成長を見守る親のような心持ちで見ています。

ちなみに、先日の『ブラックジャック』に出ていたピノコ役の永尾柚乃ちゃんもすごく可愛かったですね。『ブラッシュアップライフ』以降いろんな番組やCMで見かける、泉谷星奈ちゃんと並ぶ2大人気子役というところでしょうか。

他にも新ドラマは『あの子の子ども』『新宿野戦病院』あたりが気になるところです(脚本家さんが個人的に好き)。

これからのドラマ感想はまた別の機会に書くとして、4月からの春ドラマを振り返ってみると、やはり私の中ではこれでした。

■満足度 No.1 『アンメット  ある脳外科医の日記」
本ドラマは、ストーリー、キャスト、演出、音楽、映像、すべてがバランスよく、心に感動をもたらした素晴らしいドラマだったと思います。

以前の記事にに書いた通りですので、感想は割愛しますが、個人的な「満足度部門」としては1位です。

■ ゾワゾワ度 No.1 『燕は戻ってこない』
とにかく初回からものすごい展開だったし、全10話でしたが、どの回も密度の濃い、とにかくソワソワする作品でした。

ということで、個人的には「センセーショナル部門」1位です。
NHKということもあり、ドラマだけど社会問題もしっかり組み込まれていて(そういう原作をチョイスした)、ドラマとしてしっかりテーマ性を持たせて作られていたかなと思います。

作中では、視聴者も主人公リキ(石橋静河さん)の行動から目が離せない状態でしたし、最終話はその衝撃的なラストに、SNS(X)ではトレンド1位になるほど反響が。
Xに多くの人が書きこんでいる、いろんな感想のコメント欄を見てしばらく余韻に浸ってみたりと、なんだかすごく刺激の強い、いい意味での問題作品(考えさせられる作品)でした。

全話通して、登場するキャストの方々も素晴らしく、特に石橋静河さん、最終話では難しい心境の変化や胸の内を見事に表現してくれました。本当に秀逸なドラマでした。

NHK『クローズアップ現代』で、原作者で作家の桐野夏生さんのインタビュー記事を読むと、この作品に込められた意図が見えてきて、それを踏まえると、単にリキの行動を「自己責任でしょ」と批難するわけにはいかないなと。

自己責任という言葉ができてからは、本当に何でもかんでも自己責任になってしまいましたね。 貧困に追いやられた状況って、別に主人公の責任ではないわけです。彼女は彼女で頑張っているのですから。 だから、貧困ゆえにくだした決断だけを見て、「自己責任だろ」って言うのは、間違っていると思います。 自己責任という言葉は、人を傷つける「やいば」みたいなものです。それをいわれてしまうと、行き場を失 ってしまう人がいる。

クローズアップ現代 Webサイトより



これから始まる夏ドラマも楽しみです♪

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