働くのに向いてない人がマジョリティなんじゃないかと思う

例年どおり雨の七夕。低気圧とPMSでなんとなく怠い心と体。野心のない自分なんかつまらないじゃないか、と、とつぜん思う。どうせ働き続けなければいけないなら、そしてどこに行ってもばかにされるなら、もっと勉強して技術を身につけて、ひとりで稼げるようになるまでだ。ここが「そう」じゃないことさえわかればそれでじゅうぶんなのだ。

ほんとうのところ、わたしはべつにお金持ちになりたいわけでもないし、ぜいたくをしたい気持ちもない。ただ自分が子供を産んで、子供が独り立ちするまでに、一度も食う寝るに困らせず、清潔を保ち、行きたい大学に行かせてやれるだけの経済力は持っていたい。わたしはたぶん働くのに向いていないと思うけども、このさきも生活を維持するために働かなければいけないだろう。

それに、世の中には働くのに向いていない人のほうが多いと思う。向いていないけど、生活のために働いている人が大多数なのではないか。

たとえばわたしは2兆円手に入ったら、すぐに仕事を辞めて家で本を読んだり勉強を始めたりして、日がな一日のんびり過ごすだろう。慎ましやかに生活をして、なるべく資産がもつようにする。そして好きな人以外会わないし、口も利かない。もしも働きたくなったら働いて、辞めたくなったら辞める。

2兆円を持っていないわたしは、少しでもストレスなく働けるように力を注ぐしかない。向いてねえなあ、と思いながら、向いてる人とかおらんわな、となぐさめて、なんとか今日も仕事に行く。


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