小学生向け農業体験プログラム「みやっこファーム」秋の収穫祭を開催!
1年間を通じた小学生向け農業体験プログラム「みやっこファーム」秋の収穫祭を、10月28日にみやっこファームと山口公民館にて開催。自分たちで栽培した野菜の収穫と地元食材を使用した調理に取り組みました。
みやっこファームとは
みやっこファームは、みやっこベースが昨年スタートさせた、1年間を通じて農業に取り組むプログラムです。自分たちで植えた野菜が成長する様子からの学びや仲間と共同で作業する経験を得ることなどを目的としており、公益社団法人ハタチ基金の助成により実施しています。
今年は5月に苗の植え付けをおこない、猛暑のなかでの草取りに汗を流しながら成長を見守ってきました。
いざ収穫!
収穫祭の前日は午後から強い雨の降る天候で、当日まで雨模様が続くかと心配しました。しかしながら、収穫祭を楽しみにしていた子どもたちの思いが通じ、なんとか天気も持ちこたえてくれました。
まずは、収穫する予定のサツマイモ、サトイモ、ニンジンの成長具合をみんなで観察。みんなで協力して行った草取りのおかげもあり、どの野菜も大きく育ちました。
サツマイモの植え付けは、葉っぱが3枚ほどついた茎を畑に差し込むだけですが、足場のなくなるほど茎が伸びて毎回驚かされます。
自分たちで育てた野菜はどんな味かな?
収穫後は自分たちで収穫した野菜を手に山口公民館へ。
料理の講師として宮古市魚菜市場で鮮魚店を営む「岩船商店」の岩船良子さんをお招きし、野菜と宮古の海産物を使った「さんまのつみれ汁」「サツマイモとリンゴのサラダ」など4品の料理に挑戦しました。
調理は3班に分かれて、保護者の方も参加して作業を分担して行います。
岩船さんからは食材の切り方や味付けの仕方など調理のポイントだけではなく、宮古で採れる旬の魚や美味しい魚の見分け方ついても学びました。
収穫から調理まで長丁場の活動を終え、お待ちかねの昼食会です。
自分たちで春から育て、協力して調理した料理の味に、子どもたちも保護者の方々も大満足でした!
おわりに
春の植え付けから秋の収穫、そして調理して食べる、1年間通じて農業を体験する「みやっこファーム」では、小学生の下記の4つの成長に寄与することを目指しています。
・自分たちが植えた野菜が育っていくという経験(自己肯定感)
・仲間と協力して作業する経験(他者との協働)
・農業についての職業的理解の促進(職業観の醸成)
・地産地消の機運の向上(食育、消費者教育)
子どもの半数が2年連続でファームに参加してくださっています。去年の経験から、野菜の成長を理解して率先して作業に取り組んだり、学年を超えて協力して作業する関係性が築かれています。
子どもたちは「野菜の収穫をずっと楽しみにしていたので、収穫できてうれしかった」「収穫した野菜を使ってとてもおいしい料理を作ることができてよかった。ぜひ家でも作ってみたい」、と収穫祭をふりかえりました。
次回のみやっこファームの活動では、宮古市山口公民館で開催される公民館祭りで、野菜の販売に挑戦します。子どもたちが売り子になって、サツマイモ、サトイモ、ジャガイモを数量限定で販売します。数に限りがございますので、お早めにお越しください!
日時:11月19日(日)野菜の販売は10時半頃から
場所:宮古市山口公民館玄関前