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産業課レポートR2①

みなさんこんにちは。
今回は、産業課が毎月三宅島で情報収集を行っているものの中から、抜粋してお伝えしていきます!

1 市場出荷の状況(R2年10月)

○キンメダイ
平均単価    1,113円/kg (過去5年平均比 22%減)
出荷量     16,022 kg   (過去5年平均比 105%増)
(情報:三宅島漁協 )

○アシタバ
平均単価   220円/束   (過去3年平均比 21%増)
出荷量    836㎏     (過去3年平均比 27%減)
(情報:三宅島農業振興会 )

アシタバ畑

写真はアシタバの畑です。ハンノキ(オオバヤシャブシ)の日陰の下で栽培されています。

ハンノキの葉が夏には日差しからアシタバを守り、秋冬には落ち葉の栄養がアシタバの成長を助けてくれるんです!

2 三宅島における来島者の状況(R2年10月)

○来島者数(定期船・定期航空便)
 2,313人 (過去5年平均比 35%減)
  (情報:三宅島空港管理事務所)

3 各産業のトピック(R2年10月~11月)

・10/6に、現在、三宅村が栽培奨励しているカンキツの栽培講習会を実施し、17名が参加しました。今後も剪定講習会や専門家による農産加工に関する講演等を予定しています。   
(情報:島しょ農林水産総合センター三宅事業所)

20201006_地産地消カンキツ講習会

・今年度、都のチャレンジ農業支援事業を活用し、三宅島の6名の農家と農業振興会がそれぞれECサイトやHP、ロゴ作成などを予定しています。
このほど、HP作成用の写真撮影のため専門家派遣がなされ、4か所の取材が行われました。

・11/9~13にかけて三宅島漁協において、新規就業者確保に向けた短期研修が開催され、3名が参加しました。このうち、次の長期研修(三年間)に2名が参加予定です。

漁業短期研修

・11月中旬、森林総合研究所の後藤主任研究員と合同で、「スダジイ」の枯れ被害調査を実施しました。
今後、都(環境局)が主体となり、専門家を交えた「被害対策会議」を開催予定です。(写真は三宅村の天然記念物「迷子椎」の被害)

20200813迷子椎カシナガ被害

4 宿泊業の状況 (R2年11月下旬定点調査)

GoToトラベルの効果もあり比較的来客が戻っており、特に11/21~23の三連休をはじめ、釣り客が多く来島していたようでした。この時期には珍しく、平日の来客も比較的多かった様子です。
一方で、東京都内などでの感染者数増加の影響もあり、今後の見通しは不透明な状況になっています。


引き続き、新型コロナウイルス感染症が島の経済に大きな影響を与えています。
スダジイの病害虫被害については、島の多くの貴重な巨樹で被害が発生しており、村と連携して対策に取り組んでいきます。

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