コーチングっていったい何?
こんにちは!ミヤケンです。
最近コーチングって周りで良く聞くけど、
興味はあるけど、実際コーチングってなんなの??
受けるとどうなるの??
そんな質問をして頂く事が増えてきました。
だから今回は、そんなコーチングについて書いていきます。
興味を持ってここまで読んで頂いたあなたが少しでも
プラスになってもらえればと思い書いていきたいと思います!
認知科学を元にしたコーチング
時は2020年の夏。僕が出会ったのは「認知科学を元にしたコーチング」というものでした。
認知科学と言うのは、人の情報の認識の仕方、頭の働かせ方の科学のことです。これらを使ってやりたい事を実現していくのが「認知科学を元にしたコーチング」です。
一般的なコミュニケーションスキルとして広まっているコーチングだと
「共感」「傾聴」といった言葉に代表されるように、「答えはあなたの中にあります!」とうクライアント任せのものが多いです。
しかしながら、「認知科学を元にしたコーチング」では、言語化をめちゃくちゃします。
あとは「直感」「介入」という要はツッコミを入れることもあります。ここが大きな違いですね。
要はクライアントさんが良くなることが一番です。
あとコーチングにおけるコーチについての役割についてですが、
コーチと言えばスポーツの先生や顧問、もしくは会社の上司と言った人を思い浮かぶかもしれません。
しかし、コーチングのコーチとは過去に対してダメ出しのあるフィードバックではなく、未来に向けたフィードフォワードという手法を行うことが違う点です。
だから今の現状がどうであれ、コーチングのセッション中は未来について話していきます!
ゴール設定
さて、ここから少し専門用語の話になっていきますね。
じゃあコーチングでまずは何をするかというと実現したいゴールを設定していきます。
そのゴール設定で大事なことは何かというと
①現状の外であること
現状って一体何だって話なんですが、現状とはこのままいくと十分に起こり得る未来のことです。
例えば、英語を勉強していて現在TOEIC600点の人が700点を目標にするって言うのは現状になります。つまり、やり方が分かって「まぁ頑張ればできるかな」といった目標などですね。
もう少し詳しく言うと、現状の外のゴールとは下記を基準に設定します。
・想像すると怖くなるようなもの。
やりたいんだけど、プレッシャーだなと自分で感じるようなもの。
・やり方がわからないもの
逆説的にいうと、プロセスがわかるようなものは現状です。
・周囲の人間が止めるようなもの
例えばサラリーマンで上司に起業相談をしようとしたら、起業なんてやめてこのまま働いた方がいいよみたいなもの。他にも親に何かしらかのプロになりたいと話したら、「バカ言ってないで学校に行ってちゃんと就職しなさい。」と言ったものも当てはまりますね。
②want to であること(have toはだめ)
ゴールは「外圧が一切要らないもの」であり、自分が心から望むものです。
逆にhave toの例では「人から言われてやる」、「期日が来たからやる」、「褒めてもらえるから頑張る」、「怒られるから頑張る」などですね。
③オールライフに設定すること
コーチングのセッションでは、「仕事」・「趣味」・「人間関係」・「社会貢献」・「知性」・「家族」・「健康美容」・「ファイナンス」という8つの領域で設定していきます。
だって現状の外のゴールを達成した時のあなたは、現在と同じ趣味やファイナンス状況ではないですよね?
だからこそ臨場感に合わせたゴールを複数設定します。
RASとスコトーマ
さて、なぜゴールを現状の外に置く必要があるのかという話ですが、現状の外にゴールを設定し、本人がその達成に対して責任を持つと、脳は情報の処理の仕方を変化させ始めます。
現状の外にゴールを置くことで、脳が活性化しゴール実現のために必要な方法に気づかせてくれるという事があります。
所謂ひらめきですね。
この状態を専門用語でRASが発火したと言います。RASとはReticular Activating System(網様体賦活系)と言われる脳の神経系のことで、このシステムが作動することをRASが発火すると言います。
RASが発火することで、ゴール実現のために必要な情報のみが意識的に上がるようになります。
またゴールに関係ない情報はスコトーマという盲点に隠れて意識に上がらなくなり、集中を持って効率よくゴールの実現に向けて邁進できるようになります。
つまり今まで見えなかったものが見えたり、聞こえたり、感じたりするようになります。
ここまで僕がずっと話していますが、今周りの音や座っている感触などに意識は向いていましたか?今、話すことで情報が入ってきましたよね。これらの感覚はスコトーマに入っていたからです。
聞いたことがあるかもしれませんが、興味がある話が入ってくる類語でカクテルパーティ効果という言葉は聞いたことがあるかもしれませんね。
少し細かい事をいうと、人間は自らのビリーフシステム(自我)つまり自分自身のこだわりによって物事を見ています。
そしてビリーフシステムがスコトーマをつくり出し、見える範囲を決めています。
例えば社長だとビジネスの事にアンテナを張ってるから、社長に会いやすいし、アーティストだと街中のアートイベントの情報なんてすぐに目につきますよね。
他にも高校生の時には大学受験の赤本が本屋では目についてたと思いますが、大学入学をした後はもう本屋で目につくことはなかったと思います。
あと現状にゴールを設定しない理由は、あまり今と変わらないゴールの場合「今までのままでいいんだ」と脳が判断して、安定した状態を変えるために必要なエネルギーが生まれず、ゴール設定のための活動も行われないので、つまりRASが発火しない、所謂閃かないことで、結果「ゴールが実現しない」ということになりがちだからです。
エフィカシー
でも、そもそもゴールを設定しても、現状の外のゴールに対して「出来る!」と確信を持って突き進んでいける人はなかなかいないですよね?
ゴールを達成するためには、エフィカシーという根拠の無い謎の自信を高めるという事が大事になります。
このエフィカシーめちゃめちゃ大事です!
でもエフィカシーが大事と言われてもピンと来ないと思うので、エフィカシーが高かった人の実例をいくつか出しますね。
①ソフトバンクの孫さんは、会社を立ち上げた頃、みかん箱の上に立って、「今後数十年間で事業規模1兆円の会社をつくる」と宣言していましたが、今はどうでしょうか。言うまでもないですね。
でもこの場合、孫さんだからできたんだろう。って考えるかと思います。
だから全く別分野の人たちの例も置いておきますね。
②これは僕の好きなYoutuberで、レペゼン地球というグループの話になります。その代表にDJ社長という人物がいて、彼は福岡の大学時代にイベント会社を立ち上げてからまだ観客も少なかった時に、自分たちはドームでライブをやるとずっと宣言しています。しかしながら、途中20代前半イベントの失敗や詐欺で借金6000万円までいってしまいました。しかしながら、そんな事もあったのですが、YouTubeで知名度を上げつつ、最後には見事2020年12月に解散ライブとして福岡ドームでライブ公演を決めています。(現在レペゼン地球はCandy Foxxという名前で活動しています。)
③あと分かりやすいものでは、「海賊王におれはなる」「火影はおれの夢だから」と言ったものでしょうか。
何度でも言いますが、この「自分ならできる」というエフィカシーは、ゴールを達成するためにはめちゃくちゃ重要で、コーチの役割はクライアントさんのエフィカシーを上げることとも言えます。
コーチはクライアントさんのゴール達成を信じて、もしクライアントさんが想像できなければ、そのゴールの達成状態をコーチの脳を貸すことで、より強い臨場感を共有してもらう事もコーチングの一環です。
コンフォートゾーン
しかし、そうは言っても人間は誰しも現状からなかなか変化できません。
生物にはそもそもホメオスタシス(恒常性維持機能)という心身の状態を一定の範囲内に維持しようとするために、元の状態に戻す機能があります。例えば、体温を一定に保とうとすると、暑い時には汗をかいて熱を発散させたり、寒いときには体が震えて熱を起こしたりしますよね。
同じように、脳にも現状を維持しようとする機能があります。この元の状態に戻す事を、ホメオスタシスのフィードバックがかかると言います。何もしないでいると、慣れ親しんだ通常の状態から離れることはありません。この慣れ親しんだ場所をコンフォートゾーンと言います。
コンフォートゾーンにはルールがあります。それはコンフォートゾーンは2つ存在できないということです。体の話だと、体が暑くなって平熱より体温が高くなったから、汗をかいて熱を発散して平熱に戻るので、高温の状態と平熱の状態という2つの状態は同時には取れませんよね。これは脳にも言えます。
脳のコンフォートゾーンで言えるのは、今の現状と達成したい未来のゴールの2つのコンフォートゾーンが存在した時に、どちらにホメオスタシスのフィードバックがかかるのと言うと、より臨場感が高い方となります。つまりは現状に引き戻されます。
ですが、その2つのコンフォートゾーンをゴールに臨場感を持たせてあげることで、ホメオスタシスのフィードバックをゴール側に戻させようとします。
すると自然とゴールが達成できてしまうということです。だからゴールの臨場感をどれだけ高められるかは超大事になります。この時まだやり方は見つからなくていいです。大事なのはゴールに臨場感を持たせてあげる事と、高いエフィカシーになります。
セルフトーク
では、どうやってゴール側に臨場感を強く持たせるのかと言うと、セルフトークとなります。
今日のようにセッションでゴール設定をして、臨場感が上がっても実際今の現状の方が臨場感が凄いから、現状に引き戻されるのは普通のことです。
人間は、無意識的なセルフトーク、つまり自分自身への言葉の投げかけを一日に3〜5万回自らに語りかけていると言われています。
このセルフトークはポジティブなものもあればネガティブなものもあります。これらの言葉が一日に何万回も押し寄せることで、言葉が本人の中で自己イメージの映像として浮き上がり、感情と結びついて臨場感を形成していきます。そしてコンフォートゾーンが作り上げられます。
だからこそ臨場感の発端であるセルフトークを変えると、自分自身のコンフォートゾーンもずらすことが可能なのです。
具体的には、既に現状の外のゴールを達成した状態のセルフトークを繰り返してもらいます。そうすることで徐々にゴール達成状態こそがコンフォートゾーンと思うようになり、むしろゴールを達成していない現状が居心地悪く感じ始めます。
最後に
以上のようにマインドの使い方を理解した上で
セッションは行っていきます。
自分でやってみればわかると思うのですが、セルフトークで現状に抗ってもらったりしても、簡単にはエフィカシーは上がらない。困難だからこそコーチという職業があるのです。
あとは人間は自分自身のこだわりによって物事を見ています。
コーチという第3者と共に、見えていなかった才能、本当はやりたかった事、これからの未来を考えていきませんか?
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