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#119 学校給食が対応を求められるであろう社会の変化について考えてみよう

新年度ですね。昨年5月に学校給食の抱えている課題とその対応について、体系的にまとめていく(グチャグチャな私の頭の中を整理するという意味ですけど)ために始めたnoteですが、新年度に突入しました。

実は、最初の数ヶ月は本当になかなか筆が進まない状況だったのですが、やっと書くことにも慣れてきました。あと、昨年3月に退職したので、現場を離れると書けなくなるんじゃないか、という不安も持っていたのですが、昨年度、いろんな出会いもあり、なんだかんだと学校給食に関わっていて、本当にありがたいことだと思っています。
このnoteをご購入くださっている皆さんにも、心より感謝申し上げます。マニアックで絶対にバズることのないテーマですが、読んでくださる方がいると思うから、継続できている部分も本当に大きいのです。ありがとうございます。


人手不足 調理業者・建設業者・配送業者・・・

今までもさんざんこの話題には触れてきていますが、主に学校給食業務に関連する部分にフォーカスしたおはなしでした。しかし、この問題は本当に深刻で、給食だけでなく、学校現場の教育確保、食材の加工業者、宅配などの配送業者、住宅や施設を作る建設業者など、社会を支えるすべてのセクターに及ぶ大きな課題となっています。

DXとかとかAIとか、業務の効率化を図るといいながら、出来るだけ少ない人員で業務を回していく、というのは全ての業種で取り組みが進められています。このnoteでは、「老朽化した学校給食調理場をどうするのか?」という課題解決に向けて、建て替えるというハードの話だけではなく、学校給食という業務で何を目指していくのか、学校給食事業は社会においてどんな役割を担っていくのか、というビジョンを明確にする必要性についておはなししてきました。そう考えると、献立作成方法や人財育成などのソフト部分の重要性が浮き彫りになってくると思います。

教育環境の変化と学校栄養士の役割

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