明日からバイト始めます。(前編)

いつのまにか長くなっていた陽を感じることも忘れさせる今日この頃、ようやく夕方になろうかというくらいに一つの大きな荷物が届きました。

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皆さんも一度は見かけたことがあるであろうこのバッグ。

以前より、幾度とメディアに取り上げていただいていた通り、明日からアルバイトを始めることにしたんです。

アルバイトを始める1番の理由は他でもなく、お金がないからなんです。

僕は企業に所属することなくアスリートとして活動しているため、企業からのスポンサードを募り活動をする必要があります。

今回はこの“スポンサーを受ける”ということを、この新型コロナウイルス拡大化により様々な職種や人々の生活に大きな制限がかけられている今だからこそ、しっかりと考えてみようかなと。

その結果、このような決断(実際のところそんな大したことではないw)をすることにしたのです。

僕たちが街に出て、スーパーでお野菜を買うにしても、自動車を買うにしても、それに見合ったお金を用意した上で欲しいと思った物を買いますよね?

企業とアスリートの関係もこれと同じかなぁと。 企業はアスリートに対して、欲しい物を提供してもらいたい以外にお金を出す理由はありませんよね。では、それは何でしょうか?

それは“イメージ“ではないでしょうか。

多分、”結果“と考えるアスリートが多いと思いますが、それはアスリート側の意見なんですよ。スポーツをする上で”結果“は常に求められ続けるし、それを得るということは、アスリートにとって最高の喜びであることは間違い無いです。(スポーツとアスリートとはこの場合、別にして考えています) 

しかし、企業側の目線に立つとアスリートで言うところの”結果“は”会社の利益“であり、誰かが大会で優勝することや競技会で最速タイムを出すことでは残念ながらないのです。つまり、お金を出してアスリートの結果を買っているわけではないことがわかると思います。

アスリートにとって、何よりも目指すべき「結果を出せる選手」というものは、企業から見れば「結果を出せる選手」という”イメージ“にいとも簡単に置き換えられてしまうことを忘れてはなりません。(ここについては長くなるので後編でしっかりと書きます)

では、話を戻して今のアスリートが置かれている状況を考えてみましょう。新型コロナウイルスの拡大を受け、世界各国が非常事態宣言をしている中、密を避け、クラスターを避け、試合はおろか練習すら満足にすることができない僕たちは、何よりも目指すべき”結果“がものの見事に失われてしまいました。

それは、IOCはオリンピックの開催日を2021年7月23日に再設定しましたが、それまでにどのような試合が行われ、どのような選考基準でオリンピックの出場権が与えられるのかを明確にすることができていないからです。

つまり「正直どうなるかわからない」ってことです。

このような状況でスポンサードを募るのは、「よくわからないけど約1年後にオリンピックがあるらしいんでそれに向け頑張っています!」と声高らかに宣言しているようにしか思えないのです。今までアスリートが恋い焦がれ目指し続けていた”結果“は不確実な虚像へと変わってしまいました。

これらのことから、無責任にスポンサーを得ることは企業にとって良くないことどころか自分自身にとっても、途方もないプレッシャーを自分に掛けてしまうことになるのです。

途中経過を示せもしないのに7月に向けての半か丁かの大博打をお互いに強いることになるのはなかなか度胸が必要ですよね。笑

では、「ここで諦めてしまいなさいよ」と考えるのが筋なのですがそうも言ってられません。

ここで僕はアスリート視点から追い求めてきた”結果“にとらわれてしまうことをやめて、企業側が求める”イメージ“について考えることができれば目的を達成できるのではないだろうか。と考えて、Uber eats の配送デリバリーを始めるに至るのです。(うん、我ながら急展開w)

なかなか長文になってしまったので、明日はUber eatsの報告も兼ねて、企業が考える”イメージ“とは何なのかを自分なりに考えたものを書かせていただきたいと思います。


〜ここまで読んでくださった方へ〜

長文にも関わらず、ここまで読んでいただきありがとうございます。      

励みになりますので、Twitterの方にリプや引用リツイート、他にもこういう考え方もあるよ?というコメントなどをいただけると書くことを続けられる気がします。よろしくお願いします。

皆さんに支えていただくと共に競技に対して僕が抱いているドキドキやワクワクを共有したいと考えています。一緒に戦いましょう!三宅 諒