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【ワイン】澤内醸造 | 八戸

初めて八戸を訪れたのは、5年前。
私は「絶景で生ウニ丼を 食べる」企画の撮影で当時は誰も知る人のいない八戸へ、旅気分で向かいました。

八戸・小船渡の絶品生ウニ


八戸は 2014 年から
「八戸ワイン産業創出プロジェクト」を展開し、街全体がワインへの 関心が高く、県外からも注目を集めるイベントを開催しています。

その立役者が澤内昭宏さん



イタリアンレストランのシェフでもある澤内さんは、料理人目線で食のシーンをイメージ し、料理は「食材」を、ワインは「ブドウ」をどれだけ活かすことが出来るかを意識し、 常に高い理想を追い求めています。
その彼が造ったのが、
「Ga Chardonnay 2021/澤内醸造」です。


Ga がっ は、南部弁であなたの「んが」が由来。 東北有数の果樹栽培が盛んな八戸市南郷産のシャルドネをステンレスタンクにて熟成。


外観は明るいレモンイエロー、レモンやライムなど涼しさを連想させる柑橘の酸と滑らか に舌に広がるリンゴ系の果実感、スッキリとした味わいがありながらコクを感じ、グッと 引き締まった後味を楽しめます。

これから本格的に始まる夏を前に、冷やした Ga にゼッポリーネを合わせてみました。
カラッと晴れた休日にサクッとしたアンティパストをつまむ、幸せな午後のリラックスタイムを演出してくれます。

澤内醸造は、天然酵母で醸すナチュラルな造りもこだわりの1つ。
「美味しく、自然と身体に優しく」をコンセプトに、 収穫時にブドウの皮に付着しているミクロの生き物がブドウの糖をお酒に変える
自然の営み」で自然発酵させます。

自然に寄り添いながら手間ひまかけて造られたものと、工業的に生産されたものでは、どちらがいい悪いではなく、きっと味わいが異なるはずです。
ワインも料理も造り手を映し出す鏡。

醸造所に併設のブロンズグリル
2017 年から八戸初のワイナリー澤内醸造がスタートしました。 「作り始めて7年、八戸で作る自身のワインの味わいの特徴が少しずつ見えてきた。手掛 けたワインに共通するのは「酸」のたち方。料理と共に味わう中でとても重要な要素だ」 と語る。

八戸といえば、朝市、蕪島、郷土料理、お酒、と魅力は数え切れないほどありますが、
私 が 1 番に思いうかべるのは“

5年前までは、誰も知らなかった街も今やワインをきっかけに知り合ったたくさんの笑顔 が思い浮かびます。

八戸が以前よりずっと近く感じるのも、ワインの魅力かもしれません。

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