![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/81717178/rectangle_large_type_2_a0cf37ef5da36e69d0c905adb03d471f.jpeg?width=800)
SUBARU ff-1 レストアプロジェクト 第22回
今回から艤装作業を本格的に進めていきます。
艤装作業といっても車は多くの部品で構成されており、一体何を取り付けるのさ?というお話になりますが、今回は防音処理を施していきます。厳密には今回の作業は艤装作業の下準備といえます。
一般的に自動車は、搭載するエンジン、ミッション、タイヤ等の振動により音が発生しています。例えばロードノイズは代表的な騒音です。これらの振動による騒音対策をしっかりしておかないと、運転中うるさくてとてもストレスフルになってしまいます。
そのため快適な車室内を実現するべく防振シートや防音シートを張り付ける必要があります。
![](https://assets.st-note.com/img/1656568382855-hWbVdB3DTC.jpg?width=1200)
防振シート・防音シートはあらかじめ購入していました。
これらを適当な大きさに切り取って貼付けていくのが、今回の活動となります。
![](https://assets.st-note.com/img/1656568400127-STpUSpJ5oq.jpg?width=1200)
![](https://assets.st-note.com/img/1656568413049-7PKvMuemo4.jpg?width=1200)
さて作業開始。
前席の足置き周辺フロアパネルに防振シートを貼付け。エンジンに近い部分なので遮音はしっかりする必要があります。
きれいに張ろうと思っていても立体的な箇所なので、貼るのが何とも難しい…。
気泡が残らないようにハンマー使って空気を逃がしながら徐々に貼付け、最後にステアリングシャフトやハーネスを通す為の穴に沿って防振シートに穴を開け、完成。
![](https://assets.st-note.com/img/1656568435600-CDD4ciFaIM.jpg?width=1200)
![](https://assets.st-note.com/img/1656568453479-KFRI4TqW0V.jpg?width=1200)
お次はインパネ内部に防音材を張り付けていきます。
クッション性の高い防音シートを両面テープで貼り付けるので、走行中の振動で剥がれないように脱脂をして接着をしなければなりません。
![](https://assets.st-note.com/img/1656568477182-03oAxCCAHW.jpg?width=1200)
![](https://assets.st-note.com/img/1656568660315-W4KnLg0XFz.jpg?width=1200)
脱脂が完了したら防音クッション材を貼付け。
こちらも立体的な箇所の為、ハサミやカッターで切り取りながら貼付けを行います。
![](https://assets.st-note.com/img/1656568696376-6oCjRkcfCb.jpg?width=1200)
![](https://assets.st-note.com/img/1656568716196-BFQFtujFjj.jpg?width=1200)
インパネやフロアシートで結局隠れてしまうところですが、きれいに作業できると嬉しいものです。作業したメカニックもレガシィ並みの静粛性を期待して思わずニッコリ。
あとは、内装の骨格であるブラケットを装着して本日の作業目標は達成しました。
![](https://assets.st-note.com/img/1656568742440-E28ltK63jQ.jpg?width=1200)
![](https://assets.st-note.com/img/1656568765300-oS4bZHZ1Vy.jpg?width=1200)
![](https://assets.st-note.com/img/1656568778995-PcdWJ3fS5w.jpg?width=1200)
防振シートと防音シートの貼付けが順調に進んだので次の作業予定だったサイドガラスまで取り付けます。
ここでTÜVゴールド認証を受けた優秀なBPスタッフが登場。
ウェザーストリップ(全周のゴムパッキン)が経年劣化で硬くなっているので、熱して柔らかくして…
それをガラスに装着し、その外側に紐をぐるっと一周巻きつけます。
ガラスを車体に当てて、紐を下側から引っ張ってウェザーストリップを車体に嵌め込みます。
紐がきつくなったら回しながら引っ張るのですが、必要以上に力を込めると割れてしまう危険性があり、おまけにゴムが冷える前に完了させなくてはならない難易度の高い作業でしたが、なんとか取り付けが完了しました。
まだまだ艤装作業は続きますが、今回はここまで。
次回もお楽しみに。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?