SUBARU ff-1 レストアプロジェクト 第16回
こんにちは。宮城スバル本社です。
前回で下地処理が完了しましたので、いよいよボディの本塗装を行います。色はオリジナルのボディカラーである「ディーンホワイト」に塗装します。
下地処理で発生した粉塵や埃をはらい落として、塗装ブースにボディを移動させました。スタッフも完全防備の上、この後の工程の相談を行います。(今回掲載する画像ですが、チラついているものが多いです。申し訳ございません。)
塗装ブースの温度・湿度を設定。弊社は塗装する際に環境に良い水性塗料を使用しています。乾燥するスピードをコントロールして塗装作業に最適な環境を作り出します。
塗装ブースの準備が整うまでに調色を済ませます。
過去のレストア活動時に新車当時のままの色が残っていたパネルを発見しましたので、そこから色データは保存済みです。
(色データ採集の様子:レストア第10回)
色データを元に複数の塗料を調合して作成します。アプリと連動したデジタルスケールで必要量の原色を混ぜ合わせ素早く調色完了!
ちなみにオリジナルのボディカラーと、現在のスバルで展開しているボディカラーを比較してみるとこんな感じです。
真ん中の紙が調色の際に作成したオリジナルのボディカラーのテストピースですが、本当にホワイトなの?と思えるほどベージュというかグレーに近い色に見えますね。
実際にボディに塗装を施した際にどのように見えるかドキドキしてきました。
ブースの準備が整いました。
いざ塗装開始!
中も外も満遍なく塗っていきます。
一通り塗っても終わりではありません。
ボディの周りを歩いて隅々まで確認し、塗装面にゴミやブツがないか確認します。
最後に手直しを施して、クリアを塗布して作業完了。
クリアを施すと艶と光沢が出て、塗装の耐久性が向上します。
塗装が完了した姿がこちら。綺麗に仕上がりました。
しっかりホワイトに見えますね。ホイップクリームのような美味しそうな色です。
今回はボディのみ塗装しましたが、鈑金加工中のボンネットやドアなどの部品も今後同じ色に塗装していきます。
今回はここまで。次回もお楽しみに。
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