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SUBARU ff-1 レストアプロジェクト 第24回

皆さまこんにちは。
ff-1レストアプロジェクトチームです。

BESTSHOP栗生での展示も終了し、本社の工場にff-1が戻ってきたのは5月の中旬のことでした。
1ヶ月ぶりの作業となります。今回も張り切ってレストアを進めていきましょう。

まず、ブレーキの修理作業をご紹介します。
ブレーキ分解組付けで最大の問題になったのはホイールシリンダーでした。油圧で作動しブレーキシューをドラムに押し付ける働きをするこの部品。オリジナルは経年劣化で腐食していたために再利用は難しそう。例のごとく部品などあるわけもなく…。
ブレーキ専門業者に大きさや形が似ているホイールシリンダーを探してきてもらいました。
(画像 左が今回使用するホイールシリンダーで右がオリジナル)

しかし大きさ形がいくら似ているからといってドラム内にすんなり収まるわけもなく、加工を施し、何とか綺麗にドラム内に収めることができました。

内装のフロアカーペットは紫外線焼けして見た目が悪くなってきているので、新しく自作します。
パンチカーペットを広げて、その上にオリジナルのフロアカーペットを敷いて型取りして車内に仮置きします。

鈑金塗装の時に剥がしたリアのタイヤハウスの革カバーも元の状態に戻し、前後のシートを取付けた後に仕上げとしてカーペットを固定する作業を行うこととします。

ルーフトリムも汚れが酷い状態だったので新しいトリムに交換をしていきます。
しかし、やはり部品がないためこちらも手作り。サンバーバン(現行)のルーフトリムを取り寄せて、ff-1のルーフの形に合う様に切り取って作っていきました。

1枚もので作るのはさすがに無理なので3枚のパネル構成とし、H型ジョイントでバタバタ動かないように取付けをしました。
H型ジョイントの材質が思った以上に固くトリムを挿入するのに非常に苦労しましたが何とかきれいに取付けることが出来ました。

完成が間近になってきました。

今回はここまで。次回もお楽しみに。


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