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SUBARU ff-1 レストアプロジェクト 第9回

こんにちは。宮城スバル本社です。
今回からレストアプロジェクトの中でも一大事業である鈑金塗装に入ります。

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ボディの状態は外装がキレイでしたが、骨格系パネルや見えない箇所に錆が広く発生しており、特にフロアパネルやリアクォーターは錆が酷く穴が開いていました。また、鈑金修理や全塗装をした形跡もあり、ボディ色がオリジナルではありませんでした。

この状態を新車のような輝きへ復活させるべき作業は、まず、①発生している錆を除去・再び発生させないような処置を施し(耐久性の復元)、②強度不足・腐食箇所を補強修理し(強度の復元)、③新車時の外観のように塗装(外観の復元)を行っていきます。
ここは宮城スバル自動車株式会社BPセンターの腕の見せ所です。

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なお、BPセンタ―は今年4月に世界的な認証機関であるテュフラインランドから全国スバル販売会社の中で初となるゴールド認証を受けました。高い修理品質を提供する弊社が誇る技術集団たちの仕事をとくとご覧ください。

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まず初めに車体にこびりついている土や粘着物、塗装を剥がしながら軽度の錆も一緒に剥離していきます。当初は部分的に修理を行う予定でしたが錆が広範囲に侵攻しているため、ボディ全体の塗装剝離を行い作業を進める事に決めました。
穴が開いていたり酷い錆の箇所については、ボディ形状を形造り、切ったり貼ったりをしていかなければなりません。47年前の車両なので予想はしていましたが・・・

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作業を進めていくと新車時のものと思われる外装色が現れました。まだ、決まっていなかった外装色、まさに新車の輝きを取り戻すにはもってこいの渋く懐かしいグレー色。完成が楽しみです。

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簡単な錆取りが完了したら、続いて車体をBPセンター内に移し本格的な錆取り作業。「ドンガラ」のボディの重量は5~600kgくらい?頑張れば大人6人で運べます。サービス工場からBPセンターへお神輿ワッショイ!

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運び終わったら、BPセンター人員総出でff-1の状態を確認します。特に確認が難しい
ロア下の状態を確認しています。地面に近ければ近いほど錆は忍び寄ります・・確認確認。

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さて本格的な乖離作業に入ります。紙やすりとサンドブラストを使用しましたが、作業者全員砂まみれ・・・掃除も大変でした。夏場にこの格好はキツかったです。
サンドブラスト後はサンダーを使用して、ボディ全体をギンギラギンにしていきます。
今回はここまで。次回もお楽しみに。

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