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股関節(7)股関節痛、つまりの改善

スクワットのトレーニングの際に股関節に対して痛みやつまり感を訴えることは少なくない。特に股関節の屈曲角度が深くなるにつれ、股関節の前面は詰まりやすくなり、つまり感を感じやすくなる。クライアントにこれらの兆候が見られた場合、改善を試みる必要があるだろう。

(1)施術による股関節痛、つまりの確認方法

1)パトリックテストによる確認

股関節痛の確認法として、パトリックテストが有名だ。

クライアントを仰臥位にし、股関節を屈曲・外旋方向へ誘導する。その際、足部は膝を曲げ、反対側の大腿にのせて四の字をつくるような姿勢にする。この状態で膝を下に押しつけたとき、股関節前面に痛みがあれば、パトリックテスト陽性と判断する。

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2)梨状筋テストによる確認

徒手的に股関節屈曲位での内旋を強制すると、梨状筋が緊張して疼痛が増強する場合がある。これを意図的に誘発するテストを行い、陽性かを確認する。

クライアントを仰臥位にし、股関節屈曲位から内旋方向へ誘導する。この際、臀部に痛みがあれば梨状筋テスト陽性と判断する。また、股関節の前面につまり感が確認される場合もある。股関節の柔軟性が高いバレリーナにも、これにより痛みが誘発されるケースが確認されている。

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3)股関節の内旋可動域からつまりの有無を考察する

クライアントをうつ伏せにして、股関節の内旋可動域を確認する。本来の正常可動域は45°であり、これに満たない場合は改善の必要があると考えられる。(ちなみに、写真は正常可動域を超えた内旋角度が見られる)

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