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会場の後片付けは、勝ったチームがやるべき!?

みなさんこんにちわ。半人前コーチ@赤坂オフィスです。
ついに来週が全国大会となりました。我々も宮城県代表として、精一杯頑張ってこようと思いますので、応援よろしくお願いしまーす。

さて、今回は大会運営に関するお話です。
これは1つの問題提起でしかないですし、いろいろな考えがあるという前提で、且つ私の偏った私見であるという前提で、読んでいただければと思います。

某大会の時の話です。ミニバスでは県の大きな大会が1年の間に2~3回あり(個人的には、多いなぁ。。という感じ)、その中で県大会は大体2日~3日で運営されています。最終日はもちろん、ベスト4のチームが残ります。準決勝決勝です。その前日は16チームが集まり、次の日に進めるのはわずか4チームで、12チームが敗退していくシステムです(当然ですが)。また多くの場合女子の試合が先に行われ、最終試合は男子が試合をしてT.Oが女子、というパターンが多いです。

宮城県の最後の大会は、フロアに4つのコートが作られ、2日目までは4つのコートを使用しますが、最終日は2つのコートしか使用しません。そのため、2日目は最後に2つ分のコート撤去の作業が残るのです。

では、その撤去作業は誰が行っているのかというと、「競技」という役割を与えられた指導者が数人で行います。コートに並べられて椅子の撤去、オフィシャルセットの撤収、場合によってはゴールの片付けにいたるまで、1時間以上かけて、わずか数人の競技の委員の方が行っています。

これは、見方によっては当たり前かもしれませんが、私は強い違和感を覚えました。
まず、このコートを使っているのは誰なのか。そして、次の日に使うのはどのチームなのか。最近では「受益者負担」という言葉も出ておりますが、私はコートは使用する者こそが、準備や片づけを行うべきだと思っています。

「強い違和感」について付け加えるならば、U-12というカテゴリーにおいて、選手たちに何を伝えたいか。ということです。これには正解があるわけではなく、様々な考え方があると思いますが、私が伝えたいことは、自分のことは自分でやるという”自主自立の精神”や、今自分たちがバスケットをできること、誰かのおかげでここに立てていることを当然と思わない”感謝の気持ち”を忘れないこと。だからこそ、それぞれがコートにたったときのプレーや、それまでのプロセスを全力でやらなくちゃいけない。ということなどを、伝えていきたいと思っています。

だからこそ私は、会場の後片付けは勝ったチームが手伝うべきだと思いました。当日その日に使ったチーム、明日も体育館を使うチームこそが、撤去や整理を行うべきだと思いました。周りの人たちがどんな苦労をしてこのコートを作ってくれているのか、どんな作業をここまで積み重ねて来てくれているのか、そういうことも学んでほしいと思っています。

なぜこんなことを思うようになったかというと、(もうかなり前の話になるのですが)仙台で行われていた夏の東北大会で、他県の圧倒的に強いチームの絶対的エースの選手が試合後、一人ベンチ付近に残っていたのです。何をしてるのかな?と見ていたら、ベンチの椅子をきれいに並べ直していたのです。「偉いね」と何気なく声を掛けると、「いえ、僕たちが使ったベンチなので」という答えが返ってきました。素敵だなと思いました。そしてその子は、最後の片付けも積極的に手伝っていました。こういう子を応援したいなと思いました。だからこそ、こういう選手たちに育ってほしいなと思うようになりました。

そして私は、昨年度まではこの想いを心のなかにひっそりとしまっていました。なぜなら、負け惜しみ・負け犬の遠吠えに聞こえてしまうから。。。。。なので、県を代表させていただいている今だからこそ、声高らかに言いましょう!

「勝ったチームが、後片付けまでやりましょうーー!!」
その方が、みんな幸せだし、みんな楽しいと思いました!

現場からは以上でーす。

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