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人生の宿題に前倒しで取り組もう。凝縮した時間を過ごすことのすすめ

あらゆる人間に等しく与えられているものはなにか。それは「時間」です。カフェで友人と話している人も、テレビに出ているあの人も、もちろん僕も、同じ24時間365日を生きています。

今日はちょっとした昔の思い出を振り返りながら、万人に与えられた有限の時間をどう使うべきなのかを考えたいと思います。

学校時代に「効率」を追求した結果得られたもの

こうして人前で話すのでよく勘違いされますが、僕はガッツリインドアな人間です。中学高校とサッカー部で朝早くから練習をこなしていましたが、基本的には家に帰ったらゲームや漫画を楽しむような少年でした。学生時代はあまり友達もいなかったので、一人で過ごしていた気がします(笑)。

今思うと、僕はこのときからいわゆる「効率厨」でした。その性格がよく現れていたのが授業中です。

僕は基本、授業では2冊のノートを使ってメモを取っていました。1冊のノートは、授業中に先生が話していた内容や黒板に書いたことをそのまま殴り書きをするというもの。もう1冊のノートは、テスト前の復習用に授業の要点をまとめていました。前者が「授業ノート」で、後者が「まとめノート」だったわけです。

授業中、常に覚えておくべきことや大事なことをしゃべり続ける先生はめったにいません。大抵は、ちょっとした雑談やおしゃべりの時間を挟みます。こうした雑談に入るたび、僕はまとめノートに授業で大事だと思ったことをまとめていました。授業時間内にまとめきれないと、次の授業までの休み時間にまとめノートの続きをしていたんです。

休み時間中といえば、友達としゃべる時間だったりふざけあったりする人が大半だったでしょう。年頃の男の子が、授業の合間にまで机にかじりついてメモを取っているなんて、なかなかいなかったと思います。

そういう行動をするくらい、僕は真面目な生徒だったのか。いいえ違います。このときの僕は、そうすることが何よりも「効率がいい」と考えていました。

授業中(あるいは休み時間)に授業の要点をまとめておけば、テスト期間でそれらをチェックすれば十分高得点を取れます。実際それで、高校時代には学年1位を取ったこともありました。

この自習のいいところは、先生からの評価も高くなりやすいということです。だってそうですよね、授業中必死にノートを取っているし、コツコツ勉強を重ねて好成績を取っているわけですから(雑談をほとんど聞いていなかったというのは、ちょっと申し訳なかったなと思います笑)。

すると、ありがたいことに内申点も高くなり、学校の第一推薦者として自由に推薦先の大学を選べる立場になれました。

いかに凝縮した時間を過ごすかが“差”を生む

思い出話と言いつつ、ただの自慢話にも聞こえるこの話ですが、あのときの自分の行動は今でも正しかったと思います。授業中に居眠りしたり、休み時間にダラダラ過ごしたりせず、その瞬間にやるべきことにすべてのエネルギーを注ぎ込んだからこそ、その後に進路を自由に選べたり、過酷な受験勉強をせずに済んだわけですから。

この考え方は、勉強だけでなくビジネスにも応用できると思います。仮に「半年後に月商50万円を達成する」という目標を掲げているのなら、それを3ヵ月で実現する方法はないかと考える。「1年後に〇〇駅に店舗を構える」という目標があるのなら、それを半年で達成する方法を探す。

そうやって目標を前倒しで達成するには、当然寄り道をしている暇はありません。なんとなく過ごしていた時間をすべてビジネスに注ぎ込んだり、人付き合いを根本から見直さないといけなかったりします。それには大きな苦痛がともなうかもしれません。

それでも、やるべき目標を前倒しで達成しようと頑張る、明日やろうと思っていた仕事を今日中に片付けようと奮闘することで、得られるものは確かにあると思います。

ややブラック企業のような発言になっていますが、実際そうやって常に自分に負荷をかけて前へ前へと進む人と、なんとなくで過ごしている人の差は、半年、1年、3年、5年…と年月を重ねるうちにどんどん開いていきます。気付いた頃には、後ろ姿さえ見えないほどの差になっている可能性もゼロではないんです。

フリーランスや独立すると、ありがたいことに努力すれば努力した分だけ収入やライフステージにプラスの影響があります(もちろん、身体を大事にする必要はあるし努力の方向性を間違えてはいけませんよ!)。

仕事を前倒しで片付ける、いつか読もうと思っていた本を今日から読む、もう少し経験を積んだら行こうと思っていたセミナーに今日申し込む。そんな感じで、皆さんの頭の中にある「いつかやろう」を前倒しして今この場から始めてみませんか?


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