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中小製造業が「認知」感を鍛える事例~メルカリ~

メルカリが、クリーニングの白洋舍と組んで新たな実証実験を始めましたね。

https://about.mercari.com/press/news/articles/20220315_hakuyosha_mercaristation/

白洋舍の東京3店舗で、以下の実験をするそうです。

・メルカリアプリの使い方などを教えるサポートスタッフを配置
・メルカリ配送用の梱包資材の販売
・商品を発送できる「メルカリポスト」の設置

メルカリとクリーニングとの親和性に目を付けた実験ですね。

ちなみに、メルカリの出品数の約35%は、ファッション系。
クリーニングしてからその店舗で直ちに発送できることは、利用者にとっても利便性が増しますね。

また、メルカリの利用者は、20~30才代の若い人が多いのに対して、白洋舍の顧客は、40~50才代が多い。
つまり、メルカリとしては、40~50才代を新規顧客として取り込めるし、
白洋舍も、若い世代を取り込める。

メルカリも白洋舍も利用者も、“三方よし”ですね。

メルカリとしては、リアル店舗を利用したアナログ施策によって、既存顧客の満足度を上げるだけでなく、潜在顧客である40~50才代への「認知」の拡大を図れます。
もちろん、「認知」だけでなく、その後の成約まで見込めますね。

メルカリは、今までも、コンビニやドコモショップなどにもメルカリポストを設置してきました。
https://jp-news.mercari.com/more/mercaripost/

一気に広げるのではなく、小さく始めて少しずつ広げていく。
白洋舍でのスタートも、最初は、東京の3店舗のみ。

現在、メルカリポストの設置数は、コンビニ等々を含めて1,000箇所(21年10月時点)ですが、これから、2024年までに、メルカリポストを全国8,000箇所に広げていく方針です。

中小製造業は、自社製品や加工技術を潜在顧客に知らしめる「認知」感
弱い傾向にあります。

世の中の認知施策をチェックして、「認知」感を鍛えると、自社の施策に応用できますよ。

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