中小製造業にとっての東京プロマーケットとは？

今年の4月に東京証券取引所が再編されますね。
1961年以来の60年振りだそうです。

現在の1部、2部、ジャスダック、マザーズの4つの市場が再編されて次の3つになります。

・プライム
・スタンダード
・グロース

中小製造業にとって、上場なんて関係ないよ、と思われるかもしれませんが、そうでもありません。

東証には、上記3つの市場の他、実は、もう一つの市場があります。

それが、東京プロマーケット。

これは、一般市場ではありませんが、プロ投資家向け市場として、東証に設けられています。

例えば、この東京プロマーケットに上場している中小製造業に、筑波精工という会社があります。

この会社、直近の売上が、1億9,500万円です。
それでも、れっきとした東証の上場企業です。

この東京プロマーケットには、こんな特徴があります。

・上場の審査がさほど厳しくない
・上場までの時間が短い
・上場コストが安い
・会社規模は問われない
・株式を100%保持できる

それでも、東証の上場企業になれますので、こんなメリットがあります。

・知名度や信用度が向上
・他社との差別化
・社員のモラル向上
・人材獲得に有利

ですので、規模が小さくても、上場したいとか、信用が欲しいという社長は、東京プロマーケットを検討してみても良いと思いますよ。