電気自動車の新たな売り方とは?-トヨタの事例
最近は、EVの競争が激化してますね。
EV自体にも興味はありますが、自動車としての新たな売り方にも着目して欲しいところです。
例えば、トヨタ。
今年半ばに、初の量産EVを販売する予定です。
トヨタといえば、ディーラーを通して販売する、というのが従来の売り方ですよね。
今回、どのように販売するのでしょうか。
実は、サブスクリプションなんです。
トヨタは、以前から、自動車のサブスクサービスを提供しています。
こちらです。
●KINTO
https://kinto-jp.com/lp/komikomi/
例えば、「ライズ」という車種が、月額16,170円。
初期費用0円で、保険やメンテナンスもコミコミとなると、確かに魅力的ですね。
このサブスクサービスの対象に、新たにEVを加えるということです。
なぜ、トヨタはサブスクを選んだのでしょうか?
まずは、若者との親和性が高い、という点です。
今、EVに興味があるのは、若者の方が多いです。
Y世代とかZ世代と言われる主として20~30代の人達ですね。
そして、KINTOのサービスも、20代・30代が4割超を占めます。
そのため、EVとの親和性が高い、ということですね。
それから、ネットで申し込みとなると、試乗の機会がないと、なかなか購入に踏み切れないですよね。
トヨタは、試しに乗ってみるという機会を増やすことを重要視してますね。
KINTOの解約金フリープランなら、月額払いでいつでも解約できますから、試乗的な感覚で申し込みしやすい。
これは、申し込むユーザーにとっては、メリットが大きいですね。
さらに、KINTOには、
シェアサービスもあります。
●わりかん KINTO
https://kinto-jp.com/kinto_one/lp-warikan-kinto/
これだと、友人や知人などとシェアできるんですね。
そうなると、EVをサブスクで申し込んだ人が、その友人にもシェアすることにより、EVを試そうとする人達がさらに増えます。
さらには、KINTOには、乗り心地をパーソナライズするサービスがあります。
●KINTOファクトリー
https://factory.kinto-jp.com/
これは、カーブでの曲がり方やブレーキのかけ方などの運転者のクセを捉えて、モーター等を制御することにより、よりスムーズな乗り心地にするという機能です。
これは、車好きが利用するんでしょうかね。
でも、EVの制御という特性を活かしたオモしろいサービスだと思います。
このように、EV自体の競争というだけでなく、EVの売り方の競争という点にもぜひ注目して欲しいところですね。
中小製造業にとっても、今までの売り方やビジネスモデルを再考する上での良いヒントになりますね。
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