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中小製造業のプラスサービス化

製造業が、製品の販売だけでなく、サービスを併せて提供する例がありますね。

以前の典型的な成功事例としては、ハードウェアのiPodと、ソフト・サービスであるiTunesによる音楽提供がありました。
アップルの大成功例です。

最近、ミズノがシューズの販促のため、歩き方診断サービスを開始。
測定装置で立ち姿勢や歩き方を撮影・計測して、歩き方のタイプを判別するそうです。

そして、タイプ別に靴のスペックを決めて、歩行の快適性を向上させるということですね。

これによって、中高年の購買を促そうとしています。
つまり、健康市場への対応です。

また、アシックスも同様の歩き方分析を提供しています。
歩き方を定量化して、靴の開発に?げるだけでなく、靴のデータから予防医療につなげたり、歩行データを保険会社などに販売することも視野に入れているそうです。

このようなハード+サービスというのは、いろんなバリエーションが考えられますよね。

例えば、こんな感じ。

・キャンプ用品+キャンプイベント
・カメラ+フォトコンテスト
・家庭用品+レシピサイト
・CD+握手券

最近で言うと、物と、メタバース内の物なんていうのもあるでしょう。
この“ジャケット”を買うと、メタバース内でアバターが同じ“ジャケット”を着ることができますといった感じ。

近未来で言うと、フードプリンター+材料販売サイトなんていうのもあるかもしれません。

今まで、物や加工だけを提供してきた中小製造業は、他のソフトやサービスとの組み合わせを考えてみると、また違った展開が狙えるかもしれません。

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