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ボディマップが狂っているようだ

最近、体のあらゆる部分をどこかしらにぶつけて気づいたら青あざができている...ということが重なって、ふと心理療法を学んでいたときにほんの少しだけかじったボディマップのことを思い出しました。


ボディマップとは、その名の通り「体の地図」のことで、「自分の頭の中に自分の体がどのように描かれているか」ということを示したものです。1937年に脳神経科学者のペンフィールドによって、体性感覚野と運動野の地図として発表されました。


このボディマップが何らかの理由で間違っていると、体の動きに支障が出てきます。スポーツ選手や音楽家ならパフォーマンスがうまくいかなかったりするし、私のような特に何もない一般人なら、冒頭でも書いたように、足の小指をそこら辺の角にぶつけまくるということが起きます。要するに、自分の思っている体の大きさや動きと、実際の体の大きさや動きが違うので、思った通りに投げられないし蹴れないし、弾けないし、思った通りに部屋の中の家具を避けられないのです。


人の体の動きというのは、実際の体の構造に沿っているのではなく、認識のほうが優先されるわけです。なので、この認識が間違っていると、良い動きができない。この認識を修正したり作り直したりすることをボディマッピングといいます。やみくもにトレーニングを積むより、ボディマッピングを学んだ方がパフォーマンスも効率的に上がるそうです。ここは勉強不足で未体験なので、是非学んでみたいことのひとつです。


調べてみると、ボディマッピングにはアレキサンダー・テクニークが有効らしい。私のかつての心理療法の師がアレキサンダー・テクニークのスペシャリストなので、教えてもらえばよかったなぁと今頃になって思う...。

アレキサンダー・テクニークとは、身体がどのように動き、どのように感じるかについての気づきを高めることによって、自己についての学びを深め、身体を再教育することを目指す心身技法。Wikipediaより引用。



たぶん私のボディマップは今、狂っているのでしょう。今日も足の小指が痛いです。ここを読んでくださっている皆さまも、もし知らない間に青あざができていたら、ご自分のボディマップを疑ってみてくださいね。おそらく狂っているでしょうから。




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