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【読レポ】宮沢賢治『ビジテリアン大祭』

私の記事に関心をお持ちくださりありがとうございます。

【読レポ】宮沢賢治『ビジテリアン大祭』

猛暑ですねぇ。
静岡は今年全国初の酷暑日になってしまったようですが、水分補給と休息を取りましょう。
私もミネラルウォーターを3口ずつ、こまめに取りながら。

さて、今日は2024-7-6の【食レポ】和菓子まめいち(仙台市・和菓子、カフェ)の記事のちょっとだけ続きです。

2023年7月の和菓子まめいち『季節の寒天パフェ』
2023年7月の和菓子まめいち『喫茶の和菓子』説明書
テーマは宮沢賢治のイーハトーブ

恥ずかしながら宮沢賢治さんがベジタリアンだったことを、和菓子まめいちさんの喫茶の和菓子をいただいて、はじめて知りました。

私のまわりには、わりと“宮沢賢治好き”が多くて。
和菓子まめいちの幾世橋さんもそうですが、2024-6-21の【買レポ】あだたらの里直売所(福島県・産直市場)に登場するマウンテンバイクのトライアルメンバーのみなさんもそうです。
花巻温泉へツーリングに行ったときには、イギリス海岸へも行きましたし、もちろん宮沢賢治記念館にも行きました。
企業人だったころの部下のひとりは文学部出身で「宮沢賢治が好きで、卒論、宮沢賢治だったんです。」

私といえば、国語の教科書に載っていた『永訣の朝』止まり。
指をなめて、問題用紙を配る初老の先生が授業で朗読された声が今でも耳に残っています。
「あめゆじゅとてちてけんじゃ」
この、祈りにも似たトシさんの呪文のような言葉がずっと心に刺さっていて「宮沢賢治」と聞くと
「あめゆじゅとてちてけんじゃ」
と口をつきます。
これでお腹いっぱいになってしまったのかもしれません。

宮沢賢治さんがベジタリアンだったと知り、あらためて宮沢賢治さんの作品が読みたくなりました。
どちらかといえば、本は紙派なのですが、何年か前から電子書籍も利用するようになりました。
家では紙、外では電子書籍、ということで同じ本をどちらでも持っている作品もあります。
今回は、電子書籍にしました。
『宮沢賢治童話・小説集』近現代日本文学選集編集部 海潮文庫

その中に『ビジテリアン大祭』を見つけました。
宮沢賢治さんが亡くなった翌年の1934年に発表された作品です。
1923年ころに執筆されたものではないかと言われています。
「ビジテリアン」とは、今の「ベジアリアン(菜食主義者)」のことですが、今から100年も前に、この作品が執筆されていたことに驚きました。
ネタバレはしたくないので、この記事では内容や私の感想は書きませんが、ひとつだけ。
この『ビジテリアン大祭』
童話のくくりに入れられていますけれど、大人向けの短編小説のように感じました。
青空文庫でも横書きで読むことができます。
気になる方は、無料ですので、どうぞご一読ください。

ここまで書いていて、ふと。
遠野高等学校さんのnote記事にわりと頻繁に宮沢賢治さんの銅像が登場するんですね。
「あれ?宮沢賢治さんって。遠野高校でも教鞭とられてたかな?」
と気になって探してみました。
ありました!
遠野高等学校さんのnote記事に『宮沢賢治像』を。
ここでも、ネタバレにならないよう、内容については書きませんが、2022年12月10日に遠野文化センターで研究員の菊池弥生さんが『謎解き 遠野高校の宮沢賢治像』の講座を開いておられました。
謎解き、なんて言われたら気になるでしょう。
ぜひ、遠野高等学校さんのnote記事『宮沢賢治像』をご一読ください。
そこに答えがあります。