ぼくが双極性障害を発症してから

エンジニアのみやびです。
10年ほど抗うつ系の薬を飲み、気分を安定させながらなんとか仕事をやってきました。

これまでどこの医者に行っても「うつ病ですね」と言われてきたが、最近になってようやく「躁鬱病(双極性障害)」で診断が固まり、診断名が変更になりました。

うつ状態については罹患したことのある人ならばなんとなくイメージできると思いますが、一方で躁というのはどれほどのもなのか自分のケースを元に説明します。

まずきっかけは突然訪れます。

ベンチャーで新しいサービスが立ち上がるとのことで、そこで自分も爆発的にスイッチが入ってしまいました。

一旦こうなると、朝からギンギンに目が覚める、大量の生活予定表をびっしり整理する、鬼のように業務に取り掛かる、ご飯を食べ忘れる、寝るのも忘れる。といったように、表現は不適切ですが、ク〇リをぶち込まれているのとなんら変わらない状態に内部覚醒します。

ただ、躁は何かをきっかけに突如として破綻します。メンバーの不仲が起こったり、競合が既に同じサービスを作っていたり、やる気を削がれる事象が社会に潜んでいて、自分が嫌いなパターンに触れると、「何のためにこんなに頑張ってるんだろう」という唐突な疑問と共に、気持ちが絶望へと変わり、トップから底辺まで感情が転げ落ちて大怪我をします。

それこそが「大うつ病」とよばれるものでもあり、抜けることが非常に困難な期間が1ヶ月〜3ヶ月ほど続きます。落差が大きい分、反動で何もできなくなってしまいます。

ここから毎日机に向かうのが億劫になり、締切に対しても恐怖になり、何をやっても空回りして暗闇のトンネルから抜け出せなくなり、最終的にはベッドから全く起き上がれない状況まで転げ落ちます。

双極性障害の人は躁状態で達成した何かを自分の力で掴み取ったものだと考えると同時に、いつかまたハイパーゾーンに入ってあのパフォーマンスが出せるんじゃないかと期待します。

しかし躁うつの波は「うつ期間の方が長い」のでどれだけ薬を飲んでも浮上せず、先生からも「低め安定を狙う」といわれ、もどかしく塞ぎ込んだ日々を暮らすらことになります。

こんな人間が社外人としてやっていけるのか、あるいはどうすれば社外と繋がってうまくやっていけるのか。

このあたりはまた次回、、

もしフォローやスキが多かったら続きもたくさん書いていこうと思います。

今日も一日、ゆっくり体を休めよう。
ばいばい。

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