双極性障害持ち社会人は輝けるのか?

こんにちは、Webエンジニアのみやびです。

僕は現在34歳で社会人キャリア10年目になります。
このキャリアで、外資大手医療→仲間と起業→内資大手IT→ベンチャーITマネージャーと転職をし、今は年収1000万円届かないくらいで安定しています。

かなり波のある人生を歩んでいます。

肝心の双極性障害持ちの人間は社会でやっていけるのかという問題です。

まず双極性障害を有する人たちは、ハイの時の自分を忘れられないという人が多い様で、そこの最高到達点を自分の実力だと勘違いしてしまう(あるいは信じ込んでしまう)人が多いです。

そして躁状態の時に転職活動をすれば、対外的にも自分のMAXの経験実績を持ってキメれば転職にも大して困らず、なんだかんだハキハキ話せて受かってしまう人も多くいます。

ただしこの病気には波があり、就職あるいは転職した興奮から最初の数ヶ月は爆発的にモチベーションが高いのですが、ある頃を境に息切れを起こし始めます。
そこから「やばい、鬱期が来そうだな、、」と思っていると当然やってくるわけで、入社し手間もない新人は数ヶ月でどん底へと落ちていきます。

そこから鬱期が3-4ヶ月は最低でも続くので、この期間に休職をいきなりもらったりしてふさぎ込んでしまう人もいます。

僕はピークの時点からどん底に落ちたときに希死念慮に襲われて、マンションの屋上の淵から下を覗き込んだりしていました。

医師はよく「低め安定」と言いますが、これはまさに最初に目指すべき姿で、それを6ヶ月ほど続けたのち、徐々に回復(安定ラインを押し上げていける)していきます。
*ここらへんでビプレッソとかがよく効きます。

さて長くなりましたが、「双極性障害の人は輝けるのか?」という問いについての僕の意見は、

輝ける(条件付き)

です。

条件とは、期待値調整をしっかりすること。

自分はこういう波を持った人間なので、出せる最大パフォーマンスは高いけど、動けなくなってしまう時期も来るから、期待値を上げすぎないでほしい、ということを周囲に理解してもらいましょう。

完全に病気を隠して生きるのはかなり難しいので、それを時間はかかっても、周囲に理解を求めてください。そしてその期待値を上回り続けることが大切です。

かといって障害者雇用枠まで下げる必要も正直ないと思っていますし、比較的穏やかな職場であれば、薬をきちんと飲んでいれば波も出づらくなります。

ただし、無理のしすぎは注意。

最低レベルとして、勝手に減薬したり過量に服用したりせず、手を洗う行為と同等くらいに当たり前に正しく服用しましょう。

続けていると自分の気分の波を少しずつ自認できるようになり、仕事量も少しずつ調節できるようになってきます。

また、うつ状態がひどい時には思い切って仕事量を0にする日を作っても全く問題ありません。3連休にしてジムと温泉にでも行ければGOODです。

そして、「こんな自分だけど一緒に働きたいと思ってくれる人」に1人でも出会えた時、あなたは自然体で輝けるようになります。

だから今、僕を理解してくれる株式会社wividが大好きです。

すべての鬱病、双極性障害、ADHDの仲間のために、この想いが届いてくれるといいなと思っています。

みやび

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