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来夏

かおる、風と土の通るみち。生えた緑がゆれて、ささやくのを聴こうとする。

みんな、うそつきなんじゃないかって、感じる時みたい。五月病だっけ、ちょっと憂鬱になるやつ。耳心地のよい言の葉っぱは、まるで、わたがし。底抜けたら、どこまでも落っこちてゆくのでは、とおもうとぞっとする。あの笑顔の裏は、きっと排水溝の中みたいにまっ黒で、暗くて、じめじめしてるんじないかって。なにか隠してるんじゃないの、なんて。

優しくされれば、されるほど、突き放してしまいたくなる。とってもうれしいはずなのに、素直に表現できない。逃げたい。目の奥がじんわりしてくる。ひとの優しさが、こわい。体温も、気持ち悪い。もう要らなーいって、されてしまった日には、立ち直れる自信がないから。だから、安々、明け渡すことなんてできない。

そう、思い込んでるんだよね。

こわい、は GOサイン。

お昼におそばを食べたとき、流星みたいな人が、教えてくれた。ひとの役に立ったり、喜んでもらえることをするのが足りていないんだよって。だから、気がやせてくるんだよって。なので、トイレ掃除から、まずやってみることにした。使ったトイレは必ず前よりキレイにして出る。意味のない、ついでの奉仕をしていると、自然と意味ができて、気がまわってくるらしい。ふーん、ってまたおもっちゃうけど仕方がないね笑

何も続いた試しがないのだけれど、一丁やってみるか。やることないし。

日が暮れて、月が出てくると安心する。星は、多摩川沿いからではよく視えないのだけれど。

今日は、河川敷に行き損ねたけれど、これからカレーをつくって、近くの銭湯へゆくね。

楽しい!はつくれる!
 
すてきな、まいほりでー







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