私たちが学んだ言葉は多すぎて少なすぎる 21.10.18

今日は水戸の弘道館に行ってきました。
『近世日本の教育遺産群』ということで世界遺産を目指してたんですね。
茨城県民、世界遺産検定2級の私、知らなかった。。

しかも初めての日本遺産に選ばれているということで、水戸学は教育の歴史で重要な意味があったことが分かる。

情報量が多すぎてここには書けませんが、ひとつの結論を得ました。

『大人が学ばないといけない』
僕のキャリア教育サロンのテーマでもあります。


弘道館は、15歳から入学可能で卒業がなかった。
『生涯学習』です。
つまり、受験のためでも就職のためでもない。

純粋に人として本質的なことを学び、当時の最大規模である“国”という広さで問題意識を持つ。

例えば今の大人が、子供に『なんで勉強しなきゃいけないの?』と聞かれて、何を答えられるだろう。
「受験に失敗しないように」
「いい会社に入れるように」
「稼げるように」
それが本質的な答えだろうか?

そうじゃない。
だとしたら、子供は“本当に深いところで納得できない”んじゃないだろうか。

歴史の一部の流れの中で学んだ私たち。
孔子の言葉について自分で深く考える時間は、圧倒的に少ない。
逆説的だが、きっと教科書の“説明する言葉が多すぎて少なすぎる”からだ。

江戸時代の情報量の少なさは、人の想像力を掻き立て、思考を深めさせるには十分だった。
今はもっと言葉が多い。
想像せずに考えを止めるには十分なほどに。
でも、本質までたどり着くには言葉が少なすぎる。

なぜなら、“自ら読み込もうと思わないと読めない”からだと思います。

アートを見るように。


弘道館には徳川斉昭が掲げた『遊於芸』(芸に遊ぶと読む)という文字がある。
楽しみながら学ぶ。

『アクティブラーニング』のことなんじゃないでしょうか。
日本が諸外国から最も評価されたのは『礼節』で…
と書いていたらキリがないですね!

大人が学ぶ。
それは、言葉を自分の中から生み出すことなんじゃないかな。
だから子供に熱心に伝えることができ、子供も熱を持って智を探究するんじゃないかな。


キャリア教育をテーマに親が学ぶオンラインサロン
「つくば親と子のキャリア教育アカデミー」
今日のテーマ

『弘道館に行ってきました!』
▶︎日本遺産『近世日本の教育遺産群』
▶︎柔軟・調和・道徳
▶︎大人が学ぶ必要性
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