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ドラマ「パンドラの果実」1話目

ドラマ「パンドラの果実」の1話目が放送されました。

ディーンフジオカさん、ユースケサンタマリアさん、岸井ゆきのさん出演。

科学犯罪捜査ファイルということで、科学が絡む犯罪を扱うドラマです。

1話目の最初は、なかなか良かったですよね(^_^)
ディーンフジオカさんが、ペッパー君のようなロボットに対して
“殺したのはあなたですか?”
と大真面目に尋ねると、そのロボットが、
“はい、私が殺しました”
と答えるくだり(°°)

そんな派手さはないけど、新しい時代を感じさせる始まり方がとても好印象p(^_^)q

さらにこの作品の良かったところは、キャラ設定ですね(・o・)

チームは3人。
刑事ドラマでバディものは多いけど、3人チームって意外と少ないですよね。

まずチームリーダーは、ディーンフジオカさん。
科学にも精通していて、頭脳明晰&冷静沈着。
理性的に我が道を行くタイプ。

2人目は、ユースケサンタマリアさん。
現場経験豊富で、10年ほどトップクラスの検挙率を叩き出している(^o^)

3人目は、岸井ゆきのさん。
超がつく天才科学者(^-^)
科学に対して行き着くところまで行ったがゆえに、今は、科学の限界や儚さを感じて、無情感に苛まれている。

こういう場合、キャラや得意分野を分かり易くすることが多いんだけど、この作品では、キャラの差分が意外と微妙なんですよね(・o・)

ディーンフジオカさんと岸井ゆきのさんは、ともに科学に精通しているし、かといって、岸井ゆきのさんは、超天才科学者的な振り切った変人キャラでもない。
というか、普段は意外と普通人。

それから、ユースケサンタマリアさんは、トップクラスの検挙率を上げてる割に、ポンコツキャラ(^_^;
まあ、2人が優秀なので、1人はポンコツでも良いんだけど、ポンコツ過ぎるわけでもない。

振り切った変人キャラが出る場合、見てる方はなかなか世界観に入れないので、普通人のキャラを入れるのが王道ですよね(^o^)

“相棒”の水谷豊さんに対する寺脇康文さんや、
“リーガル・ハイ”の堺雅人さんに対する新垣結衣さんのキャラが典型的な普通人キャラ(^.^)

普通人キャラというのは、分かり易く葛藤するんですよね。
見る人は、そういう普通人キャラの感情の扉を叩いて、作品の世界観に入ってくる(^-^)

この作品では、“これ”といった固定的な普通人キャラがいないですね。
あえて言うなら、ユースケサンタマリアさんのはずなんだけど、ディーンフジオカさんにも葛藤要素が設定されていて、岸井ゆきのさんにも葛藤要素が設定されてますね。

こう見ると、チーム3人全員に特徴を付けていて、もっとぶっ飛んだキャラに振っても良さそうなのにその差分は思ったより小さくて、さらに全員に普通人キャラの側面を備わせています(^o^)

この辺のキャラ設定が、ちょっと斬新でした。

でも、このキャラ設定を巧みに使いこなすのは、なかなか難しいでしょうね(^O^)
回を追うごとに、普通のドラマになってしまわないように、このキャラ設定だからこそのエンタテインメントを期待したい。

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