Miyabi

主に詩を載せてます noteという場があることが有り難いです 見ていただけるとうれしい…

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主に詩を載せてます noteという場があることが有り難いです 見ていただけるとうれしいです

最近の記事

推しだったコのこと

野良猫の中のダントツ推しだったコ 最近見なかった ある日家の姫沙羅の下で亡くなってた あのコが亡くなるなんて ゴハンを食べに来てたのに 来なくなって あのコはね 捕獲器に入らなかったから 他のきょうだいは引き取られたのに 野良猫ぐらしだった でも 茹でたとり肉をこどものために くわえて運んだお母さん猫と 仲良しでいつも一緒にいた 今もお母さん猫はいる 彼女と私はあのコの話をする あのとき 捕まらなくて良かった なんて思ってしまった 捕まってたら 今ごろどこかで 元気に生きてい

    • 今日のこと

      #今日やったこと 毎週金曜日に、隣居の義両親の夕飯のおかずを作る 実家の父と兄にも作るので4人分 今日は志麻さんのレシピのロールキャベツに蒸し野菜と味噌ダレを昨日から下ごしらえをして朝仕上げた ついでにロールキャベツの中に入れる肉だねを拝借して息子用のハンバーグもできた だが息子は食べずじまい 私達夫婦が明日食べることになる 義母から引き継ぎつつある仕事の、私の分担の先月分も終わったので引き渡す 昼休みには、お惣菜のおいしい店で実家のおかずを買い足して届ける 職場の駐車場で

      • 守ってくれる存在がいると感じたできごと

        昼休みに車で8分ほどの実家へ届け物に向か った 実家に着くと、家の前の芝生を父が焼いたら しく芝生一面が焦げている 父の姿はなく、危ないなと思いよく見ると、 芝生のそばの植木の一部から煙が出ていた 父は、芝生に面した居間でくつろいでいる様 子だ 急いで鍵のかかっていない居間の掃き出し窓 を開けて父に 「火が消えてないよ!!」 と伝えた 父は老人性難聴の為、大きめの声で言った が、私の様子から何が起きているのか察して すぐに外に出てきた 私は玄関に

        • 誰も傷つけず生きられたら良かった

          いいことなんて何もなかった その先にあなたがいると 知っていたら こんな風に投げやりに 生きなかった あなたみたいに 誰も傷つけず 生きていたら 思いを告げる勇気があったのかな わたしの報いをもしもあなたが 受けることがあったらと 恐くてたまらなくなる 不似合いなわたしだから そばにいるために せいいっぱいの演技で 気のない振りをする 大それた願いだけど 気のおけない親友みたいに せめて慣れたら良かった

        推しだったコのこと

          生きもののこと

          子どものころ にわとりと一緒に寝たことがあった 粗相しないように絵筆を洗うバケツに にわとりの尾を置いて布団をかけてあげたら 朝まで同じ枕で気持ちよさそうに寝ていた もとは露店で買ってもらったヒヨコだった 飼い猫が嫉妬したのか そのにわとりを捕らえて どこかへ連れて行ってしまい悲しかった 小学生のころ 雄のカブトムシを手のひらに置いていたら 生殖器を押し付けられて怖い思いをした 雌のカブトムシと間違えたのだろうか ちょっとショックで不思議な体験だった

          生きもののこと

          君が君を信じられるように私は自分を信じることにした

          縛っておきたかった そう言われて 最初から自由だったと気づいた 自分が自分を縛っていただけ ただ勇気がなかっただけ 周りの人が望む選択を 選び取っていただけ 誰もがほんとうは自由なはず 小さな世界にとどまるきみも ほんとうはどこにでも行ける どうやってきみに知らせよう きみが羽ばたけるように 取り戻せない時間を 後悔しないように まずはわたしがここから飛び立つから わたしが自分を信じるから どうか大切なきみを信じてあげてください  

          君が君を信じられるように私は自分を信じることにした

          傷つきやすいということは

          傷つきやすいということは 人の痛みがわかるということ 感情的になるのは それだけのエネルギーと 守りたいものがあるから 罪悪感をもつ人のほうが きっと人に優しくできる 生きづらさを感じたら 同じ想いの人がいるはず 人と話すのが苦手なら 他の方法を考えればいい 言ってほしかった言葉があるから その言葉を与えられる かなしみの数だけ うたは生まれて 今もそのうたは 心の奥にしみわたる 今この世界に あなたがいるだけで ただいてくれるだけで、う

          傷つきやすいということは

          変わったねって言われたらどんな気持ちになるんだろう

          変わらないね って言ってくれた人は 優しいから 多分良い意味なんだと思う 変わったね って言われたいと思いながら 変われないままなのは 過去の自分を暗に 否定されるのが怖いのかな 恥をかいたり 傷つくことを 恐れているのかな 成長した自分が 過去の自分を 居たたまれない気持ちで 眺めるのかな それとも あの自分があったから 今の自分がある すべては必要なことだった って心から想うのだろうか そんな風に想う自分を想像して それを原動力

          変わったねって言われたらどんな気持ちになるんだろう

          願いを聞き届けてくださるなら

          わたしにできること ずっと考えている わたしにできることは まだあるのかな わたしにその資格があるのかな わたしの罪をわたしは知っている あなたが知らなくても あなたに会うまで わたしはただ息を吸って吐いていただけ すべきことに目をつむり 見ないふりをしていただけ わたしの罪をわたしは知っている あなたに知られることを恐れている あなたに巡り会うと知っていたら 大切に生きてきたでしょう 自分を大切にして 人を大切にしたでしょう その先にあなた

          願いを聞き届けてくださるなら

          ノースポールと

          今日の雨でかろうじて 生命を繋いだ 庭先の鉢植えに 自分を重ね 深く息を吐いて吸う あとのことなんて 考えもせず 生きた証に 散って枯れゆく潔さ 意思もなく捨て置かれた 運命をのろいもしない ノースポールと そのけなげさを持たず ここにいるわたし

          ノースポールと

          遠い日のこと

          目覚めると天井が 泣いたみたいに少しゆがんだ もう 忘れてしまったけれど あなたがあの日捨てたのは 壊れそうな幸せのかたち あの日あなたを愛してた あなたの子どもはもういない

          遠い日のこと

          いつもありがとう

          いつもありがとう 心臓が動いてくれて 手足が自由に動かせること 自由に話せること 食べられること 聞こえること 食べ物の美味しさがわかること 同じものを観て笑ったり 感想が言えること 帰ってきてくれること 助けてくれること 部屋が温かいこと 水が出ること お風呂に入れること 食べたいものを買ってきて 料理して 食べてくれる人がいること 誰かの役に立てること 何一つ当たり前のことじゃなくて たくさんたくさん助けられて 生きられているんだな

          いつもありがとう

          嬉しくてすこし胸が痛む日

          伏し目がちに笑うあなたの 隣りにいられること 夢見てた遠い日 最愛の人になること 願いながら 失うことを想像した こんなに優しい人に 嫌われたらと 傷つくことを恐れた あなたよりも自分が 大事だったんだね もう一度同じ場所で会えたから 今日は嬉しくて すこし胸が痛む日 大好きだったよ あなたがいなければ 生きられなくなる自分が 怖くてたまらないくらい 大好きだったよ ただいま、の声の温もり 今は違う言葉になったけど 幸せそうな横顔が

          嬉しくてすこし胸が痛む日

          口にしたら泣いてしまういくつかのこと

          お見舞いしてくれた方へ お礼を言おうとして 足踏みしてしまう 母に泣けてきた つれてきたわたしにその人は どうしてこんなことするの と問うが答えられず 不機嫌なわたしにきみが わしのショボメシ と差し出した なけなしの材料で作った炒飯と ひつじみたいなきみの目が 胸から離れない びっくりさせようと 怒った振りした瞬間の 我が子の大泣きする寸前の表情 慌ててギュッと抱きしめたら 訳もわからずキョトンとしてた ごめんね こんなわたしで 誰も

          口にしたら泣いてしまういくつかのこと

          あなたの足もとに消えゆく雪片

          一瞬のためらいもなく やさしさを差し出した彼女は素敵だね わたしにはあなたにつりあうような 行いの良さもないし わたしが世界でも 彼女を選ぶでしょう 人に生まれいづることがなくても 一瞬うごいた瞳の中に 映してくれた それだけで 消えていける それだけで 生まれてきて良かった って思えるくらい あなたが笑っているのなら それでいいのです わたしはそれを見届けて 無音の世界に還ります

          あなたの足もとに消えゆく雪片

          あなたの心を時々あたためていたら嬉しい

          もう進めないと あきらめそうになる度に 思い出す景色がある 一緒にいたあなたは 今は知らない場所にいる あの頃のわたしはとても素直で 生きる喜びにあふれてた あなたが信じてくれたわたしは 今もこの身体にいるのかな 不釣り合いな二人だったね 友だちは不思議がってたけど なにも気にならないくらい 夢中で季節は過ぎさった 迷うわたしの行く末をずっと 照らし続けているみたいに あなたがあの日々を思い出して 心が温かくなりますように

          あなたの心を時々あたためていたら嬉しい