UX事例勉強中 UberEats


こんにちは、UXデザイナーの宮地です。
UX視点でサービスを提供している企業や、製品開発にUX手法を上手に活用している企業を調べて、自身の開発の参考にしたいなと思ったことを備忘録的に記事掲載しています。
今回は、前回Uberに関連してUberEatesを始めとするフードデリバリーを調べてみました。


世界のフードデリバリー勢力図
米国でのシェアトップはDoorDashで約45%、2位のUber Eatsが30%です。3位で20%ほどのシェアを持っていたGrubhubは英国Just Eat Takeawayに買収されました。

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欧州のフードデリバリー事情は、英国ではJust Eat Takeaway、deliveroo、Uber Eatsの3社が主流となっています。ドイツではDeliveryHeroが、予約しないと行けないような人気レストランや話題のお店を揃えることで300都市に展開しています。日本でも2020年から展開し始めた北欧ヘルシンキ発のWoltも20か国70の都市で展開しています。

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中国ではアリババ系列の餓了麼(Ele.me)と熾烈な競争を展開している美団点評(Meituan Dianping)が勢力を広げていています。中国食品デリバリー産業の規模は9兆9600億円に上り、2019年末現在、中国のネットユーザー9億人のうち食品デリバリーの消費者は約4億6千万人で、受注量と取引金額も急成長を続けています。30代以下の世代は食品デリバリーを98%の人が経験しているというデータもあります。

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タイではfoodpanda、Grab Food、LINE MAN、GET FOODが4大デリバリーです。インドネシアはGoFood、GrabFood、インドではzomato、swiggy、UberEaatsが人気のフードデリバリーです。
日本でも、出前館やUberEatsを始めとするフードデリバリー市場は活況で、2019年の4183億円から150%増の6264億円となっています。UberEatsが日本に上陸したのが2016年なので、たった5年で急成長をしていることがわかります。

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世界中の各国で、コロナ過による外食抑制やロックダウンで食品デリバリーのニーズは高まり、売り上げは急増しています。ただコロナ過というだけでなく、UberEatsのようなフードデリバリーサービス、宿泊空間を共有するAirBnB、車をシェアしたり運転手を共有するUber、ココナラのように知識・経験をシェアするサービスなどモノ・コトをシェアする“シェアリングエコノミー”は急成長しています。


次回は、こうしたシェアエコノミーが急成長している要因を社会的観点と技術的観点から考察してみたいと思います。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

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