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近江八幡を訪ねて

日牟禮八幡宮(ひむれはちまんぐう)
滋賀県近江八幡市宮内町 257
八幡山(271.9m)の南麓に鎮座。

境内地は「八幡伝統的建造物群保存地区」にて、昔ながらの商家建造群が並び、屋形船で 優雅な八幡堀めぐりを楽しめる。

「日触・火振」と書いて「ひふれ」とも いわれる。
平安期には「一国一社八幡宮」に定められた。
( 明治社格では県社・現在は神社本庁別表神社)
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応神天皇6年(275年)、祭神である【応神天皇】が、奥津嶋神社から還幸の時、社の近辺に御座所を設け休憩した後、仮屋跡に日輪の形を2つ見るという不思議な現象をうけ、祠を建て『日群之社八幡宮』と名付け、後に持統天皇5年(691年)「藤原不比等」が参拝の折に詠んだ和歌(下記)
天降りの 神の誕生の八幡かも ひむれの杜に なびく白雲
に因んで「比牟禮社」と改められたと 伝わる。

・成務天皇元年(131年)創建。
・991年に 大分県 宇佐八幡宮から勧請して八幡宮となる。
・参道入口の鳥居は 1616年造営。
・境内入口には 1858年再建の楼門(神門)
楼門は左甚五郎の作で、屋根下4隅には「猿の彫り物」が置いてあり、この門をくぐるだけで「災難がサル(去る)」「厄がサル(去る)」らしい。

ご多聞に漏れず、当方も祈りを込めて しっかりとくぐって来た。

楼門の左右には,どこでも多く見かけるのは  仁王像だが,ここには 狩姿の 優しい表情の「木造神座像」(鎌倉時代作)が左右1対ある。
…雛飾りのどデカい感じのお顔だ。

すみません♪ お写真一枚 良いでしょうか?…と 呟きながら撮らせていただいた。

その裏側(神社側)には、古い古い歴史を語るかのような 木彫りの狛犬(阿吽)さん。気づく人がいるのだろうか。

表から神門越しに 正面に見える 入母屋造りの『神楽殿(外拝殿)』は、破風の金色の装飾が美しい。

神門入って右手に 「能舞台」がある。
松の絵の所が「鏡板」
舞台から下手奥に向かい「橋懸(はしがかり)」があり、演じ手はここから登場する。

※創建より1889年、八幡宮となって1129年、本殿再建後300年近く。いずれも 千年を超え、二千年近い歴史を持つ 境内の佇まいや 社殿の荘厳な雰囲気に圧倒される。
長きに渡り この宮を護り続けた 本殿裏の屏風岩(鏡岩)鏡池(湧き水)は、この地をパワースポットと言わしめる源か。

氏子が行う二大火祭の「左義長まつり」と「八幡まつり」は国の「選択無形民族文化財」になっている。
400年以上行われている「左義長(さぎちょう)祭り」は、境内で例年3月中旬の土日に開催される(今年はコロナ禍自粛)が、元々は「織田信長」が安土城下で 毎年正月に盛大に繰り広げていた事に始まる。

安土陥落後 1585年に豊臣秀次が近江・八幡山城を築城した際、八幡山の八幡宮(上の社)を「下の社」に移して合祀した。
その折 安土から移された城下町と商人たちが「近江商人の町」として発展させ、八幡宮は古くから商人の信仰深く、祭りを継承し続けた。
滋賀県内最大の祭り(奇祭と言われるそうな)

そんな古の名残も深き 商人の町ならではの 荷役の道(水郷)と 立ち並ぶ商家の佇まいの中、夕陽を浴びた参道を、地元民が通りがけに 何気に手を合わせては過ぎる。
縁を得て 旅して来た人々も また、護られし者。

清らかな風の吹く森の中
この古き宮も又  自然に護られ 静かに坐する 。

ここに立つ私もまた  護られしもの…か
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日牟禮八幡宮 画像ページhttps://note.com/miy110hanakura/n/n4194d5ea972e
八幡堀 画像ページhttps://note.com/miy110hanakura/n/n1ace3e05597d
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境内は、楼門を出てすぐの和風の食事処・甘味処で休憩、八幡堀に沿った古き商人町の散策、水郷めぐり、全てここからだと然程の時間も要しない。

境内駐車場は無料。50〜60台可能
祭事の日や四季の見頃の土日は 常に満車。
近辺に市営の有料駐車場がある。

ーー 今後訪れたい場所⬇︎ ーー
又 山頂にロープウェイで登る(登山道もある)と
豊臣秀次が築城した「八幡山城跡」に着く。
秀次が亡き後 廃城となった「本丸跡」に 供養のために 建立された「瑞龍寺本堂」
村雲御所瑞龍寺門跡(日蓮宗唯一の門跡寺院)
            ⬇︎
1596年(文禄5年)秀次の生母(秀吉の姉)日秀尼公により、秀次の菩提を弔う為に 後陽成天皇から「瑞龍寺」の寺号と 京都村雲の地を賜り創建、1961年(昭和36年)に京より 近江八幡山へ移築された。
…とある。

展望所から近江平野を一望できるのも一見の価値あり!!と いう事なので、今度 行ってみる!!(*´ ˘ `*)
約束したら、近々 きっと行くだろう…私のことだから(笑)

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各情報の詳しくは、各サイト参照の事(手抜きゴメン)



拙い文章です。サポート頂くことは考えておりませんが お心遣い下さった方へ、心から感謝申し上げます どうかこれからも暖かく見守っていただけますように。