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世界で1番楽しまれているカクテル【OLD FASHIONED/オールド・ファッションド】を御存じですか??

はじめまして!東京日比谷OKUROJI(オクロジ)にあるMIXOLOGY HERITAGE(ミクソロジー ヘリテージ)のバーテンダー川原と申します!
こちらでは様々なクラシック・カクテルの誕生秘話を通じて、ご自宅で簡単に本格的なカクテルの味わいを楽しんでいただけるようにご紹介させていただこうと思います!!

第4回目のカクテルは世界で最も楽しまれているカクテル
【OLD FASHIONED オールドファッションド】
をご紹介させて頂きます。

バーをこよなく愛する読者の方々であれば、この名前を知らない方はいないでしょう。
毎年イギリスの「DRINKS INTERNATIONAL」が発表する「World Best Selling Classics」は、世界のトップレベルのヘッドバーテンダー、バーマネージャーに調査を行い〈Best Seller / 最も売れた〉〈Top Trend / 傾向・流行〉
3つリストアップしてもらい、集計したカクテルのTOP50形式の人気ランキングのようなものなんです。

このランキングはとても影響力のあるもので、世界中のバーテンダーやカクテルラヴァーの方々はこれを参考に、未来のトレンドツイストカクテル(クラシックカクテルのアレンジ)の創作のヒントにしたりするのです。

その中でなんと9年もの間不動の1位の座に君臨し続けるカクテルがあるのを御存じですか?
そう、それが本日ご紹介する【OLD FASHIONED / オールドファッションド】です!!

日本ではまだまだ馴染みがないように思われますが、オールドファッションドは欧米を中心に世界中の方々に最も楽しまれているカクテルの1つです。
その起源には諸説ありますが、19世紀半ばバーボン・ウイスキーの聖地ケンタッキー州で誕生したという説が有力のようです。

ケンタッキー州ルイビルのバー「ペンデニス・クラブ」のバーテンダーが
店に集う競馬ファンのために考案したものが元祖と言われています。
その見た目がウイスキーにシロップを入れて水やお湯で割った古風なカクテル「Toddy Cocktail / トディ・カクテル」に似ていたことからこの名前がつけられたとのこと。

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上:海外でよくみられるスタイル 下:日本でよくみられるスタイル
日本のバーではフルーツのスライスやカットが添えられることも多い。

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スタンダードなレシピがこちら
〇バーボン・ウイスキー        50ml
〇角砂糖                1個
〇水または炭酸水             少量
〇アンゴスチュラ・ビターズ    4ダッシュ
●オレンジピール・チェリー
●ロックグラス・かちわり氷
① ロックグラスに角砂糖とビターズ、少量の水を加え砂糖を溶かしていく。
② バーボンと氷を入れ混ぜ合わせ、オレンジピールを絞り、チェリーを添える。

またオールドファッションドは日本独自の進化を遂げたレシピも存在し、
戦後、このカクテルが日本に伝わったころはまだビターズの味わい(苦味)に違和感を感じる人も多く、飲み手が甘酸味を調整できるようオレンジやレモン、ライムなどのフルーツが添えられ、お客が潰しながら飲むスタイルが定着したようです。


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弊社Master Bartender伊藤学が提唱するオールドファッションドのツイスト


今回もご自宅で簡単に美味しいオールドファッションドのレシピと作り方をご紹介!!


今回はバーに関わる様々な情報を提供し続けてくださっているBAR TIMES(バータイムズ)さんで、以前弊社のMaster Bartenderである伊藤学を取り上げていただいた記事がぴったりだったのでこちらをご紹介させていただきます。
アールグレイティーを使用したご家庭でこそ楽しんでいただけるレシピとなっておりますので是非作ってみてくださいね!

(以下BAR TIMESさん引用)
苦味と渋味。3つの素材でつくりだす自然のビターズ

私が提案するのは、グラスの中でビターズを完成させる『アールグレイ ファッションド』です。材料は、ウッドフォードリザーブとアールグレイ、ブラウンシュガーにオレンジピール。先ほどもお話しした通り、バーボンは樽の内側を焦がします。その焦がした苦味、お茶の渋味、オレンジピールの苦味、この3つをグラスに入れることで自然とビターズがつくれられるという考えです。

ブラウンシュガーを丸ごと1つ使うので一見甘過ぎるように思うかもしれませが、苦味と渋味ですっきりとした甘さに抑えられます。また、製氷機の氷を使った方が溶けやすいので、かえって素材の香りがふわっと出て飲みやすくなるんです。普通のカクテルなら、オレンジの皮から必要以上に苦味が出てしまうので、氷が溶けるのは嫌なものですが、これはオールドファッションドですから苦味が出ていいんです。

こんな風に、自宅で味わうなら細かいことをあまり気にせず楽しんでほしいですね。ただ一つ、ブラウンシュガーを潰すことがオールド・ファッションドらしさなので、そこは面倒でも省いてほしくないですね。せっかくのウッドフォードリザーブですから、ほんのひと手間をかけて贅沢なオールドファッションドをぜひ味わってみてください。

とても分かりやすい動画と共にご紹介してくださってますので是非こちらも併せてご覧ください。

また弊社代表の南雲著書「ザ・ミクソロジー」内でもオリジナルオールドファッションドの作り方をご紹介しております。

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今回ご紹介したグラスや書籍はなんとこちらのページでお買い求めいただくことができます!!
様々なアンティークグッズやバーツール、お酒も扱っておりますので是非ご覧になってみてください!

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次回もお楽しみに♬

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