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【前編】「マネジメントを学ぶメリットとは?」リーダーズ交流会から生まれたナレッジ共有
こんにちは、MIXI デザイン本部 ブランドデザイン室 デザイナーリレーショングループの若狭です。
MIXIデザイン本部では、「リーダーズ交流会」を定期的に行っています。
リーダーズとは、MIXIの未来を引っ張っていこうとリーダーシップを発揮しているメンバーのこと。
「ナレッジを共有したり悩みを相談したりすることで部署間の連携を強め、業務効率や成果につなげていこう!」という、デザイン本部 動画クリエイティブ室 室長・越智の思いからこの会はスタートしました。
(※実は、MIXIではこのようにメンバー発案で、交流会や勉強会が開催されることがあります)
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毎回40名ほどがリアル+オンラインで参加し、前月の成果発表やナレッジ・反省点の共有、今抱えている問題などを話し合います。
会は60分で設定しているものの、参加者の熱意と「みんなに共有したい!」「もっと情報を知りたい!」という意欲的な姿勢から時間が足りなくなることも。
そして終了後には毎回参加者にアンケートの回答をお願いしています。
先日参加したメンバーからは「マネジメント」について質問が寄せられました。
専用のSlackチャンネルで回答を求めてみたところ、マネージャー経験のあるみなさんからたくさんのアドバイスが寄せられました。
そこで今回は、MIXIデザイン職が「マネジメントのあり方」についてどう考えているか?
リアルな回答とともにご紹介します!
まずは前編です。
❓質問❓マネジメントを学ぶメリットを聞いてみたいです
専用のSlackチャンネルに寄せられた、現マネージャーおよびマネジメント経験のあるMIXIデザイン職の回答をご紹介します。
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國分(デザイン本部 ブランドデザイン室 デザイングループ/マネージャー)の回答
自分が活動しているグラフィックデザイナーの領域において実体験とともにお答えできればと。
■企業の組織に勤める1メンバーとして
企業や組織を少し俯瞰で見れるようになります。
日々、マネージャー以外のメンバーにも、企業の情報や組織が目指すものは透明感高く共有されていますが、他のグループや部署で同じようにマネジメントをしている人が抱える苦労やそこから得たナレッジなどはやはりマネージャーをやっていた方が耳に入ってきます。
(社外でデザイン仲間と話す内容などにも変化が生まれます)
それに触発される形で自省したり自社について考えたりすることも増えますし、その密度や粒度も高まります。
■デザイナーとしてのキャリアパスにおいて
僕は2年ほど前にMIXIに転職してきました。
その時点で、すでに僕のような30代後半〜40代の年齢に対しては純粋なデザイナーとしてよりもデザインもできるマネージャーを探している企業が多かったです。そしてその傾向は今も変わりません。
僕はMIXIに転職後も転職サイトをそのままにしていましたが、「転職意思なし」としているにも関わらず、マネージャーになった後の方が届くメールの数は段違いに多いですし、提示額なども高いです。
(純粋に需要・市場価値の話として)
■一応デメリットも
・マネージャーとしてのミーティングや考えることも増えるので、就業時間内の作業時間は減ります。(プレイングの場合)
・評価やグループを見ていくことは、人それぞれではありますが、一定のストレスはかかります。
ただ、それらを経験しているからこそ市場からの需要があるという表裏一体のものです。
デザイナーとして表現を突き詰めるか、マネジメントに時間を割くか、という選択を迫られる瞬間はいずれ皆さんにもやってくるかもしれませんが、ずっとやり続けるかどうかは別として、デザイン組織に身を置くのであれば1回経験してから決めるでもよいかと思える。
そのぐらい貴重な経験で立派なスキルが身につく分野なので、個人的にはぜひ学んでみることをオススメしたいです。
(自分もまだ学び中の若輩ですが〜)
鈴木(デザイン本部 動画クリエイティブ室 プロジェクトマネジメントグループ/マネージャー)の回答
マネージャーが順に答えていくということで、稚拙ながら僕も答えさせていただきます。
■メリット
① 視座が高くなる
② 俯瞰した目でクリエイティブに向き合える
③ 選べるキャリアが増える
上記がメリットだと思います。
まず①に関して、
僕自身あまりマネジメントというものを深く考えてきませんでした。
マネージャーという立場をいただいてはじめてグループ全体を見ることができるようになったと思います。
グループがどう見られていて、期待されていて、どこがダメかを客観的に感じ、グループがどのように成長しないといけないかを考えることが第一歩でした。
視座が高くなると少し俯瞰で長期的に物事を捉えれるようになるので、②
に書いたようにクリエイティブに対しても少し違う角度から向き合えると思います。
例えば、自分が制作しているクリエイティブを客観的に相手の目線に立ってみることができたり、目的にあっているか俯瞰的に見えたり。
またクリエイティブは自分だけでなくチームの形成も必要なので、そのチームがうまく機能するためにもマネジメントを知ることは大事になってきます。
そして②の能力は、マネージャーとしてもクリエイティブのスペシャリストとしても必要な能力ですし、クリエイティブに関係ない職能だとしても必要になってくる能力だと思うので、②ができることでキャリアの幅が広がるのではないかなと思っています。
姜(デザイン本部 プロダクトデザイン室/室長)の回答
マネジメントの形は人それぞれで答えがなく、自分の性質やその組織に合わせて日々アップデートしていくことになるので一概には言えないですが、1つの参考として自分がマネジメントになってから得たこと(変わったこと)や学んだことについてお話しします。
■得たこと/変わったこと
・物事を客観的に捉えられる力が付く
現場間での衝突やちょっとしたつまずきを解消するためのコミュニケーションが増える。
部署内/外の様々な立場・職能の人とコミュニケーションをし、情報を整理し解決に導く行動を取っていくうちに(いやでも)客観的な視点が身につく。
・仕事の幅が広がる/関わり方も広がる
キャパが個人から組織(さらには組織外も!)と広がるので、一人で成しえなかったことが自分の責務の中でできるようになる。(割と大事で、私が特に意識していることでもある)
仕事の幅がグッと広がる→当然関わり方も広がって、「自分、成長しているかも!」と思えるようになる。
その分、やりがいの幅も大きくなる。(責任も同時に重くなるが……)
・自分で決定/選択できる手段が増える
取得できる情報の量・鮮度が高くなるので、優先順位が付きやすくなる。(しっかりメンバーと共有しあうのも大事)
多くの情報を元に自分の裁量で予算や人を動かせるので、選択できる手段がグッと広がる。
優先順位を決められ、選択できる手段が増えると、より広範囲で影響を起こしやすくなる。もちろんその選択には責任が付きもの。(私はココが一番好きだったりする)
・モノの見方が変わる
客観的な視点ができたり、仕事の幅が広がったりすることで、見える景色も変わってくる。(視座が上がることと近いかも)
より俯瞰して物事が理解できるようになったり、人と接するときにちょっとばかり包容力が持てたり、ゆっくりではあるが自分の中での変化を感じる。
・大変もいっぱいある
当然、個人より組織の方がトラブルが多い。(人数や関係する部署が多いとさらに)
トラブル対応は自分に返ってくることも多く、自分と向き合うきっかけにもなる。
即時性のないタスクが多く、成果の可視化までは時間もかかるがその分、やりがいも大きい。忍耐力もつく。
中井(デザイン本部 プロダクトデザイン室 プロジェクト支援グループ ディレクターチーム/リーダー)の回答
マネージャーの気持ちが分かる(想像できる)ようになることかな、と思いました。
もしかしたら、マネージャーの気持ちなんて知る必要ない!と思う人もいるのかもしれません。「自分自身の活動」と「組織からの期待」のベクトルを合わせるために、僕は知っておきたいなと思います。ベクトルが合っている方が楽しくないでしょうか?
強いて言えば、その感覚(自分が力を発揮しているし、周囲からの期待にもマッチしている!という気分の高揚)、これがメリットと言えるのかもしれません。
![](https://assets.st-note.com/img/1701759035618-oC3JikGcJb.png?width=800)
マネージャー経験のあるみなさんからの回答はまだまだ続きます。
👇続きは、後編で!
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