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ハーフ、とは

ハーフ、とは

そもそも、ハーフとはなんだろうか。
ハーフを辞書でひいてみる。
⚫︎大辞泉「混血児」
⚫︎新明解「〔←half blood〕混血(の人)。〔差別表現として用いられることがある〕」
単純。ハーフとは、混血の人のことを指すのだ。でも、いつも思う。血が混ざるって言われても、血の違いとはなんなのかなと。では、「混血」を調べてみる。
⚫︎大辞泉「人種の異なる者が結婚して、その子供に両方の種族の特徴がまざること。」
わかるようで、少し分からない。種族ってなんだろう。
⚫︎大辞泉「同一言語・同質の文化を共有する比較的小さな民族的集団。部族。」
ここまでで分かったこと。それはハーフとは、言語や文化が違う者同士の間に生まれた子供のことであり、差別用語ともなり得る、ということだ。

確かに、私の父は英語を母国語とし、イギリスの文化で育った人。そして母は日本語を母国語とし、日本で育った。
私は間違いなくハーフだ。

ハーフという言葉


では、ハーフは差別用語にあたるのだろうか。
私自身が父から聞いたのは、「ハーフ」というのは半分に分けられるという感覚があるから、血が半分ずつということになる。しかし「ミックス」という表現であれば、血が混ざっていることになるからより柔らかい表現になるのに加え、英語では「ミックス」と言う方が一般的であると言うこと。
なるほど、そもそも私自身は半分に分けることができないから「ハーフ」ではないのだ。
そう考えたら差別用語になる。でも、記憶のある時から「ハーフ」として生きてきたから、その言葉に対して違和感はない。
つまり、差別用語というのは周りの人間ではないのか、というのが私個人の意見。
今日は私の意見で留めておいて、この問題はもっと深掘りする必要がありそう。

私はハーフ。

ハーフとは、両親が違う言語をもち、文化の人の間に生まれた人のことを指す。ということが分かった。そして、ハーフと同意義の言葉は「混血児」「ミックス」など、これ以上にもさまざまに存在する。

言葉は難しくて、ハーフって使ってはいけないと感じることもある。
でも、私はハーフ。それが今の私のアイデンティティ。
それはずっと変わらないし、一生付き合うもの。

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