内向型の学校教育

なぜ、不登校になったのか。
息子が高校に行かなくなって、退学にまでなった時、
理由は全くわからなかった。
本人が理由を言わないし、
ただ欠席を重ねて、出席日数が足りなくなり、
退学ということになった。
本人には確固とした理由があったのか、
今でもわからない。
高校生だったので、ある程度本人に任せるしかない
と見守るしかなかった。
1浪から方向転換して、専門学校に入り、
何とか、色々つまづきながらも4年の
カリキュラムを終え、そこで学んだことにつながる
仕事をできている。

うちの子が学校に行くのはごく当たり前と
思っていた親にとっては不登校はせいてんのへきれき
のように感じるものだが、
今では子供は不登校になるのはむしろ正常なのでは
と思っている。

コロナ以降の学校がどうなっているのか、
状況が変化しているのか、よくはわからないけれど、

内向型の子供たちの中には、
内向型であるがために、なんだか学校にいられない、
自分でも説明できないもやもやしたものから学校に
行けないこともあるような気がしてならない。

内向型には内向型にあった教育システムがあれば、
外交型であることを強要されない居場所があれば、
内向型であることを認められれば、
安心して学校に行くことができる子供たち
はたくさんいるのではないか。

自分が学校に行っていた頃を思い出すと、
学校教育は内向型にとっては心に暴力をふるわれて
いるのと同じような気がする。

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