「女性・若者 創業セミナー『京都・佰食屋』中村朱美さん」感想
こんにちは。とくほ社会保険労務士事務所の徳保美和です。
2021年11月17日(水)日本政策金融公庫四国創業支援センター主催のWEBセミナーを視聴しました。
講師は京都のステーキ丼専門店「佰食屋」の中村朱美さんです。
佰食屋さんのことは、営業の勉強中に教えていただき、中村さんの著書も拝読していました。
特徴は「1日限定100食のステーキ丼屋さん」というスタイル。
そして、他社の面接で20社30社落とされたような方を積極的に採用していることです。その中には障害のある方や、妊婦さん、70歳以上の高齢者の方もいます。
あるとき気づいたのは、これまでの苦労がたくさんあるからこそ人にやさしくできる人が本当に多い、ということでした。
最前線から少し視線をずらすと、まだまだたくさん「いい人」は隠れています。
『売上を、減らそう。たどりついたのは業績至上主義からの解放』(株式会社ライツ社)
「人手不足の中小企業と、過去にメンタル疾患で離職した方を繋げないだろうか」という私の思いに通じるところがあり、注目していました。
セミナー概要
1. 1日100食という成約が生んだメリット
・フードロスが出ない
・在庫を抱えないので冷凍庫いらない
・食材もいつも同じなので周囲の業者さんにも優しい
・従業員の働く時間を削減
2. 企業に必要なチカラ
・商品力、専門性、デザイン
→パワポの作り方など参考になりました!
・情報収集は図書館なしには語れない。難しい本である必要はなくて雑誌でもいい
→何をみても、自らのビジネスに活かそうとする貪欲さを学びたいと思いました。
・人を雇用するのは大変。段階を踏むこと
→「雇用者に向いてるか診断」みたいなのがありましたが、私は「人を雇用してもうまくいかない」と判定。ですよね…。割と親切なほうだけど、部下や後輩を怒れないんだよなあ。
3. 起業家に必要な資質
・分解力 毎日少しずつでも進むこと
・敗北力 勝ち続けるのは難しい
4. 他
・ご両親が飲食業を営んでいたが、中村さん自身は開業時ほとんど素人。
だからこそ、顧客目線でサービスを考えられた。
・業界の常識にとらわれずに済んだのは幸運だった。
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中村朱美さん、声が綺麗で明瞭で「話す」技術が高くて引き込まれてしまいました。Voicyも聴き始めました。
講座の最後「素人だからこそ、業界の常識にとらわれずに済んで幸運だった」とおっしゃっていたことが印象に残りました。
社会保険労務士開業以来、「スーツ買わなきゃ」とか「他の資格も取ろうか」とか「経歴がしょぼいから自信が持てない」とか、なんか「ガワ」ばかり考えていたなあ…。
私がもしお客さんだったとして、相談したい社労士は、立派なスーツ着てる人でもたくさん資格持ってる人でも、輝かしい経歴の人でもありません。
美容院、カウンセラー、お医者さん、整体…。
お客さんの立場で定期的に通っていたところを思い浮かべると、大きな団体よりは個人寄り、優先事項は優しくて相談しやすいこと、馴れ馴れしくないこと、物理的に通いやすいこと、手続が面倒じゃないことなど、正直、経歴や実績は「ないよりはマシ」程度にしか考えていませんでした。
あくまで私はですが、威厳があって自信たっぷりタイプのかたは、むしろ苦手に感じます(怖いから)。
「自分が相談したいような社労士」を目指せばいいんじゃないの?
もう少し自由に考えてもいいのかなあと気づけたことが、一番大きな収穫でした。
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