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原点回帰

これは昨年内に公開する予定だったのだが完成を見ず、新年になってはや一月が過ぎようとしている現状を踏まえて、何とかしなければと節分(旧正月)を狙って完成を目指していたものだ。
基本的には昨年内に書いたモノなので時間的に文脈がおかしいのはご容赦願いたい。
それでは昨年末を想定していただき続きをどうぞ。


年明けを機に諸々を整理して新たな年を気持ちよく迎えようとした。

まずは頭を切った。切ったといっても「*スズムラ―」が好むような話ではなく、正月頭にするべく髪を整えたということだ。
正月頭といっても『寿』などの文字や『門松』などの絵柄を頭に描いたわけではなく、わずかに残る頭髪をこざっぱりと整えたということだ。
整えたといっても残り少ない頭髪を自らバリカンで刈り揃えるだけだから10分もあれば終わる。   ←やり方がくどい。
これで準備は終わった。


エッもう? と思われるかもしれないが単に正月準備の中で頭を切るのが最後だったというだけだ。

例えば一人分のお節や餅、新しい下着や洋服などは既に準備してあったのだから問題はない。
バスタオルなども新しいのを用意し、シャンプーやリンス (いやリンスは使ってない。というかそもそも使う必要がない) 、それから洗顔剤やボディーソープなども新しくしようと考えた。

ここで幼い頃の私が顔を出した。
考えてみれば私が幼い頃に **シャンプーなどはなく(いや、あったかもしれないが我が家では使ってなかった。銭湯などに行ってもシャンプーを使ってた親父など見たことがなかったぞ) 、すべて固形石鹼で上から下まで洗っていたものだ。しかもタオル一枚で。

タオルの話が出た (自分で書いた) ので、当時をご存じの方も、全然知らない方も、ちょっとしたエピソードをお知らせしよう。私自身はたった一度しか経験がないが、これは当時可愛がってもらった大人の方から聞いた話でもあり、私が経験しているのだから真偽のほどははっきりしているが、少し調べてみるとどこにもその事実は見当たらない。単に私の調べ方が悪いのかもしれないが、子供を揶揄うのが好きな人だったからそのつもりで読んでもらいたい。でも確かに私は経験しているのだが・・・。

当時の世界の著名ホテルでは例えばバスタオルは、頭を拭く用、顔を拭く用、身体を拭く用、陰部を拭く用など身体の使用箇所に応じてタオルを使い分けていた。だらかバスルームには大量のタオルが重ねて置かれていたという。
それぞれに大きさは違うのだが、何用のタオルであるかは書かれているわけではないので、使い分けを知らない人の中には陰部用のタオルで顔を拭くなんてことがあったかもしれない。もちろんクリーニングはされているのだろうから問題はないと思うが・・・。
そんな時代に日本ではタオル一枚だったのだ。今では欠かせないバスタオルもうちの家ではずいぶん後発だったと思う。

今を思えば、無駄を省くという意味で日本の方が先読みしていたのかもしれないが、当時の私は子供心に日本は遅れていると思ったものだ。
今でこそハンドタオルやフェイスタオルなどがあちらこちらで売られているが、私からすれば今更?と言わざるを得ない。だが汗かきの私としては非常に便利でもある。


話は更に飛ぶ。いや戻る。
最近は頭も顔も身体もこれ一つでいいという全身洗浄剤が売られている。もはや拘りもない。これで十分だろう。
固形ではないがこれぞ原点回帰と言えるのではないだろうか。

かといって現在使っているモノを止めて切り替えるのは本末転倒だ。
だから、なくなり次第ということになるが、シャンプー、ボディーソープ、洗顔剤が一度になくなるとも考えにくい。まして使ったことのない全身洗浄剤が身体に合わなかったり、香りが我慢できなかったりするかもしれない。
非常に悩ましい。


*スズムラーがお分かりにならない方は下記をご覧いただければよい。
**シャンプーについても下記をどうぞ。

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