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授業中にガム

しばらく前の話になりますが、授業中に生徒がガムを噛んでいたとして、教師が平手打ちしたというニュースを見ました。
教師は謝罪し、自宅待機されているということです。
平手打ちされた生徒は、休むことなく連日学校に通っているといいます。
学校側も不祥事を認め、再発防止に努めるということです。

このニュースを見た方は私以外にもいらっしゃるでしょうが、少し違和感を感じませんでしたか?

確かに暴力は良くないことでしょう。
生徒に非があるとしても、暴力で解決しようとする姿勢は評価できるものではありません。

私が小さい頃は、親や教師、近所のおじさんおばさんまで、悪いことをすれば拳骨が降って来るのが当たり前でしたが、時代は変わっているのでしょうから、それを主張したり正当化するつもりは全くありません。

しかし授業中にガムを噛んでいた生徒は何故非難されないのでしょうか?
そもそも従業中のガムが容認されているのであれば、平手打ちの騒動は起こらなかったはずだと思うのです。
この場合、根本原因は授業中にガムを噛んでいた生徒にあるのだから、名前の公表などはする必要はないでしょうが、まず彼が非難されるべきだと思うのは私だけでしょうか。

いや、学校やその周辺ではその生徒も非難されているのかもしれませんね。

問題はマスメディアの方にありそうです。
ニュースを見る限りでは、ガムを噛んで平手打ちされた生徒を非難するような発言はどこにも見られませんでした。
もっともすべてのニュースを見た訳ではありませんので、その点はあしからずです。

マスメディは偏った放送をしてはいけないと決まっているようですが、テレビ局にしろ新聞社にしろ、大手は右寄りとか左寄りとすでに烙印を押されているのですから、思い切ったことをしてもいいと思うのですけれど。
縛っている法律が古すぎるのかもしれません。

一方でニュースが多過ぎるのか、殺人であろうが事故であろうが、身近で起こらない限り、人が死んだくらいでは驚かなくなってきている自分がいます。

SNSの台頭で、危機感を抱いているはずのマスメディアは、以前にも増して腰が引けた様な感じがしますし、爆発的な広がりを見せるSNSは何でもありな感じですし。
何を信じて何を疑えばいいのか、困ってしまいませんか?
自分なりの物差しを持つことが大事なのかもしれませんね。

最近は、大人も子供も暗黙のルールや常識と呼ばれていたモノを無視する輩が増えてきているように感じています。
または、僅かなことでキレるなど情緒の安定していない人が増えたということでしょうか。

常識とは、ある辞書によると「健全な一般人が共通に持っている、または持つべき、普通の知識や思慮分別」とあります。

いくつかの部分で自信がないなぁ……。
三羽 烏

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