我が推し活に、一片の悔いなし~『THE "Queen&Knight"~MIQTAKE~ LIVE Vol.11 <あの素晴らしい曲をもう一度 >』光吉さん推し視点レポート~
2年間、待ってきて、本当によかった。
それが、今回のライブを見た私の、率直な思いです。
2021/12/11、大阪にて行われた『THE "Queen&Knight"~MIQTAKE~ LIVE Vol.11< あの素晴らしい曲をもう一度 >』を、いち早く、推し=光吉猛修さんファン目線でレポートいたします。
そもそもMIQTAKEって?~私とMIQTAKE~
毎年年末ほぼ恒例、大阪で開かれるライブイベント『THE "Queen&Knight"
~MIQTAKE~』。アニソン界の女王・MIQさんと、日本一歌の上手いサラリーマン・光吉猛修さん(推し)が、毎回、異なるテーマで新旧・洋邦問わずよりすぐりの名曲たちを歌うという超レアものジョイントライブであります。
このライブ、内容もさることながら、
演者とオーディエンスとの距離が非常に近い!
おまけに
ライブ本編終了後、おふたりと直接触れ合えるチャンスも!?
…ファンにとっては、まさに垂涎のイベントなのです。
私は光吉さん沼にドボンした2014年の回にその存在を知り、いてもたってもいられず足とチケットと宿を確保して参戦。以来、開催のたびに何とか都合をつけて、はるばる大阪まで見届けに行っています。旦那と結婚してからは、お互いのスケジュールが合うときは一緒に大阪へ。我々夫婦にとって、推しはキューピッド的な存在。このライブは推し本人に「いつもありがとうございます」の感謝を直接伝える機会でもあります。
このライブにかけた、2年分の思い。
私が推しの生姿を前回見届けられたのは、2年前のMIQTAKE。その時は「ディナーショー行きます!」と笑顔で推しに伝えていた私。
しかし、皆さんご存じの通りこのご時世のため、ディナーショーは1年待たされた末中止。さらにはMIQTAKE自体も2020年は開催見送りに。このご時世に入るギリギリの時期に開催されたJAEPO(推しが出演)も別件の用事で見に行けず、セガ60周年記念ライブと今年春のシンパシー2021は配信勢。
生の推しを体感できる機会がご時世柄失われ、みわさんのメンタルは病む一方でありました。(旦那には現在進行形でご迷惑をおかけしております)
※このあたりのお話は↓の記事も併せてどうぞ※
幸いにもセガ公式の配信企画で推し自身の生存…もといお元気な姿は、(会社のおもちゃにされてませんかという懸念は若干あるものの)定期的に見られていたので、そこは安心。
それでも、それでも。
やはり生姿を拝見して、生の推しを体感して、楽しみたい。
そうしないと確実に安心できないのだ。
開催のお知らせ。
そう思って悶々とメンタルを病みながら過ごしていた11月初旬。ついに、MIQTAKEの運営サイドから、開催のお知らせが届きました。過去に来場経験のある方向けに届けられる運営からの告知メールを見た時には、電車の中で喜びに震え上がりました。
今回のライブ、いつもと違うところは、ご時世柄キャパをかなり絞ったことと、完全入れ替え制の2回公演であること。告知サイトを見ると、「どっちか一回だけ」というたぐいの鑑賞制限の記載はなし。しかしながら、過去回の盛況ぶりを見ている立場としては、今回は2回両方は遠慮して多くの人に見届けてもらいたい思いもちょっとある。
たまらず、私は旦那氏にスケジュール確認も含めて以下の文面でメール。
「両方行くor片方で家庭内会議を申請する。」
7分後。旦那氏からの返信はひとこと。
「両 方 で 。」
旦那氏のスケジュールもOKであることも確認し、速攻でチケットをゲット。ここに夫婦そろっての参加が確定しました。
と、ここで終わらないのがこのご時世。
日々のご時世の状況を見て一喜一憂し(さらにメンタルを病みました)、
本業は他の社員さんが体調不良で長期休業(おかげで人が足りずにてんてこまい)、
noteフェスレポーター活動が終わって燃え尽き、
しまいには腰を痛めました。(おかげさまでコルセット、外れました!)
当日を迎えられたのは、追加で告知された、「推しの例のカバーアルバムから楽曲披露あり!」の告知と、「喉が最後まで持つのか」と自らのガラスの喉を心配するコメントを出した推しのお蔭です。\アタシ再生産/
そして、当日
1回目のお時間的に前日から入らないと厳しいと感じた我々は、前日に大阪入りして当日を迎えました。
ホテルで起きた時から「ついにきた」「いよいよだ」という思いでいっぱいになり、落ち着かない私。
こちらとこちらの記事で取り上げた、Kanocoroさんの推しイメージアクセサリー。
「早く生で推しの姿を拝める日が来ますように。
その時が来たらこれを着けていきます。」
今回のライブは、その誓いを果たす場でもありました。
宿のチェックアウトと腹ごしらえを済ませて、12:44。
会場(えでぃさんの店)のあるビルに到着。会場は地下。地下からはリハーサル中のお二人の美声が漏れてきていました。いるのだ。いらっしゃるのだ。もうすぐ、会える。
そわそわする心を落ち着かせるため深呼吸しようとすると、その吸気に推しの尊さを感じてしまう。もうだめだ。尊すぎてだめだ。
開場が押しに押して13:21、入場からの着席。
開場時には毎回、待機列の脇を通って、推しが店から出てくるのが恒例。すぐそばに、推しがいる。推しが通った。マジ無理最高かよ。
1回目。
定刻13:30を少し回って1回目開演。このご時世ということで当初おふたりはマスク着用で歌唱。推しに至っては「確実にメガネが曇ります!」とお断りを入れる一幕も。
その言葉通り、推しは直後にメガネが曇ってメガネレスで歌詞カードを見ることに…。状況はどうであれ、レアな推しのお姿を見られて本当にごちそうさまです。
結局、マスク着用での歌唱は色々難があるのと、お二人+運営が当日の抗原検査をクリアしたということで、3曲目以降はマスクレスに。換気を兼ねたトークタイムでは、2年間おふたりはどうしていたのか、というお話も。このご時世で居酒屋でのお酒の頼み方を忘れた推しに対し、おうちでも飲んでいたMIQさんの好対照ぶりがツボでした。
今回は過去回披露曲のみで構成されたセットリストではありますが、時節柄クリスマスソングも織り交ぜて。推しのクリスマスソング、選曲が綺麗にハマってた。
1回目前半が佳境にさしかかったところで、ついに推しのカバーアルバムからの楽曲披露。直前のトークタイムで、推しが会社の制度利用で副業が出来るようになったと報告。今年の推しの活動がやけに活発だったのはこれだったのか!と納得。今後のそちら方面の活動にも期待です。
そして披露されたのは、『LA・LA・LA LOVE SONG』。ライブハウスの極上音響で聞く推しアレンジのオケに、推しの生歌がハマる。推しの大人の世界観に一瞬に引き込まれた、というか、その世界観という名前の美しい水底に落とされて沈みましたね。
そんなこんなで1回目前半戦終了。↑のつぶやきや本文でもあるとおり、これだけでももう至福。
幕間では、推しのカバーアルバム手売り即売会が開催。この回では私たちは東京ゲーム音楽ショーでの初売り時に買ったものにサインをお願いしました。その際に…。
まあ、あれです。サインに書いていただくお名前をどうするか問題になったわけです。で、「みわさん」の方でとお願いしたところ、「えっ、みわみわさんの方じゃなくて!?」と推し本人から確認を求められましてw
エゴサされているとはおっしゃっていた(セガ公式のYoutube番組での本人発言)ので覚悟はしていたけども、恐ろしい…w
1回目でのカバーアルバム即売会は見事完売!
で、1回目後半。
ご自身の出番外の時の推しのアクションが見ていて楽しい。前半も指パッチンとかマラカスとかいろいろやってましたが後半ではパワーアップ。推しの『夜空ノムコウ』は目線がむっちゃこっちに飛んできた気がしてキュンキュンでした。
ペンライト(今回はキンブレ)、持って来ていたんです。ただ、イベントの趣旨的に自重しました。
2回目。
1回目終演から20分ほどのインターバルで2回目開場。1回目は割と前方に陣取りましたが、2回目は最高方のラウンジ席的ポジション(運営曰く「イチオシの場所!」)へ。テーブルがゆったりしていたので…。
ちいさい推し(こと、推しをかたどったカスタムねんどろいどどーる)を安心して組むことが出来ましたw このちいさい推しの件については長くなるのと本稿の趣旨から外れるので、別記事で。
※2021/12/21追記→エッグシェイカーの件、いつもの関西の推し仲間さんから、証拠動画を教えていただけました。ありがとうございます!持つべきものは同志だ!!
セットリストは前半・後半を入れ替え&カバーアルバム楽曲披露の都合で曲順が若干移動した以外は同じ。1回目がメガネが曇ったとか色々ありすぎた(お二人曰く「1回目は公開リハーサルだから!」)のもあり、2回目は名演続きでした。
推しの出番以外のアクションは1回目からさらにパワーアップ。マラカスの振り方といい、エアドラムといい、テレビの映像でちょっと見ただけなのにリアリティがある&上手いのは、推しの観察力が鋭い、ということなんだろうか。
アーティストのツアーで、全会場同じセットリストという場合、何回かリピート参戦していると、聴いている側が途中で飽きてくることがあるわけですが(個人の感想です)、この1日でしか聴けない、という今回のようなケースだったら、ありだと思ってます。推しの美声がたっぷり聴けるしね。
我が推し活に、一片の悔いなし
そんなわけで、当日のライブは大盛況のうちに終演。
私にとって、2年ぶりの推しの生姿となったMIQTAKE。2年間の思いを成仏させるには十分、いや、それ以上のライブになりました。
ディナーショーが中止になってから、こちらの記事群の通り、自分なりの推し活で推しを感じてきました。その推し活が、やっと、やっと報われた。
推しを推し続けて、よかった。我が推し活に、一片の悔いなし。
と言ってリアルで昇天するわけにはいかない。
生きている限り、推しに会える時には会おう。そして、その思いを、
エゴサ上等で表に出し続けよう。
これが、私の、推しへの愛の、かたちです。
待ってます。(真顔)
※2022/1/10 運営からセットリストが来たので追記:セットリストを見ながらさらに思い出すゾーン※
実際にセットリストが上がったのは2021年末だったのですが、審神者業が忙しくて(連隊戦を回してた)、言及が遅くなりました。薄れゆく記憶と闘いながら振り返っていきますよー。
運営からも言及されている通り、今回表記したセットリストは2回目時のものです。つまり1回目は公式的にも公開リハーサル扱い
01. Baby comes to me
MIQTAKE the advanced ver.
→パティ・オースチン&ジェイムス・イングラムの1983年のヒット曲。
開幕早々大人の世界に引き込まれましたねー。
↑の原曲動画の3:00あたりの「Hey!」を推しがやけに誇張して場内の笑いを誘う一幕もあった。(そんなに誇張しなくてもよかったのに…)
02. 夜空ノムコウ
MIQTAKE the next ver.
→皆様ご存じ、SMAPの大ヒット曲。この曲の推しでキュン死にしかけた。もうあれですよ、目線飛んできたりとか、歌っていらっしゃるときのふとしたしぐさでグッときたりとか…。思い出すだけでニヤけてしまう。
03. My revolution
→これまた皆様(といっても30代以上か?)ご存じ、渡辺美里の大ヒット曲。推しの新技・マラカスドラミング誕生の瞬間であります(新技の正式命名は2回目のMC)。MIQさんののびのびとした歌もよかった。
04. Say you say me
MIQTAKE the next ver.
→ライオネル・リッチーの1985年の大ヒット曲。曲自体の緩急をうまく表現した推し、さすがであります。
05. Woman (Wの悲劇)
MIQTAKE the next ver.
→前掲の2回目ハイライトツイ内「MIQさん、憑依。」はこの曲で発生。
大人の切なさを表現したMIQさんの名演が印象的でした。
今回のセットリスト思い出し追記にあたって、原曲オリジナル版と2019年のライブ版も聴きました。原曲オリジナル版は大人の階段を上ろうとする初々しさを、2019年ライブ版は大人の世界と同時に母性の温かさがあったと感じました。MIQさんの解釈は2019年ライブ版に近いと個人的には思います。
※原曲オリジナル版はこちら
※2019年ライブ版はこちら
06. La La La love song
Mitsuyoshi's individualistic arrange
→事前予告がされていた、推しの例のカバーアルバムからの1曲。毎度書いていることではございますが、繊細で美しいんですよ、このアレンジが。
運営提供セトリ記載のアレンジ名にある「individualistic」とは、「個性的な」「個人主義の」という意味。つまりこれは正真正銘「推し自身の解釈によるアレンジ」という訳です。どんな意図や解釈でこのアレンジになったのか、いつかご本尊の口から聞いてみたい。
尚、この曲、推しは今回の披露に当たり曲前にクリックを入れるのを忘れてしまい(本人談)、1回目・2回目ともに見事に出トチリをかましておりました。(しかも2回目は事前予告あり)
07. Razzamatazz
MIQTAKE the anima ver.
→クインシー・ジョーンズの1981年のアルバム『愛のコリーダ』(原題:The Dude)収録曲。運営さん曰く、「MIQUEEN(注:MIQTAKEの本家にあたるMIQさんのプライベートライブ。運営さんはMIQTAKEと同じ方)の構想はこの曲から」という、大事な、大事な1曲。
実はMIQTAKEでの初披露が私にとっての初MIQTAKE(2014年)。サビの早口含めてソウルフル&超絶技巧で歌いこなすMIQさんが強烈に印象に残っていたので、今回の再演は嬉しかった。原曲も配信で入手して、直後の一時期ヘビロテして余韻に浸っていたなぁなどと。
2回目の曲前のMCでは、MIQさんからこの曲の早口部分のレクチャーあり。客席内、早口部分を言えた人はほぼ皆無だった模様。(我が家も言えなかった)
08. The sound of silence
MIQTAKE the advanced ver.
→サイモン&ガーファンクルの1964年のヒット曲。アルフィーファンの間では、お三方がよくライブでよくカバーされることから、ある意味必修曲的扱いMIQTAKEということで、おふたりに合わせたキー調整がされていて、原曲とはまた違う印象に。
(幕間~光吉さんCD手売り即売会~)
09. Just the two of us
MIQTAKE the next ver.
→グローヴァー・ワシントン・ジュニア & ビル・ウィザースの1980年のヒット曲。1回目の時は推しがこの曲に合わせて指パッチンしてたのがツボ。カッコよかった…。おふたりが気持ちよさそうにハーモニーを奏でているのも印象的。
10. クリスマス・イブ
MIQTAKE the next ver.
→クリスマスシーズンになると街角で聴かない日はない曲シリーズ・1曲目。推しの声でこの曲を聴く日が来るとは…!
と、いうのも。
私が推しの沼にハマりたての頃、推しのアルバムに入っている↑の曲を聴いて、山下達郎のアカペラアルバム『ON THE STREET CORNER』シリーズを思い出しまして。推しの声で山下達郎を聴いてみたいと思っていたんですね。それがまさか今回ここで叶うとは。間奏なんてもう完璧すぎ。
1回目前半ハイライトツイ内「推し、メガネがくもってメガネレスで歌詞カードを見るはめに」事件はこの曲。アドリブで必死にごまk…もとい、やりすごしてネタに昇華させた推しの適応力、尊い。
11. Last Christmas
→クリスマスシーズンになると街角で聴かない日はない曲シリーズ・2曲目。こちらはMIQさんが担当。MIQさんの歌声で聴く、という所が善き。このふたりの声であの曲を!?という、この意外性がMIQTAKEの魅力。
12. クリスマス・キャロルの頃には
MIQTAKE the next ver.
→クリスマスシーズンになると街角で聴かない日はない曲シリーズのトリを飾ったのがこの曲。1回目での披露時には推しがモノマネ含めて隙あらばネタを挟み込み、見ていて楽しかった印象の方が強いw
1回目でやりすぎたのか、2回目ではキッチリ真面目に歌いきっておりました。
13. La Isla Binita
MIQTAKE the another ver.
→場内はクリスマスから一気に夏へ!原曲(下記リンク参照)では80年代ポップスの色が強いのですが、MIQさんが歌うと情熱的な大人の曲に。
有志の方による和訳&解説によれば、この曲は都市圏に住む主人公の願望(蒼い海に囲まれた楽園のような場所に行きたい、という夢)を歌った曲なのだそうで。今のご時世で聴いて色々感じるところはあります。この曲のようなリゾートに行きたいとか…。
14. Saving all my love for you
MIQTAKE the another ver.
→えっ、原曲、ホイットニー・ヒューストンなの!?
曲自体はインストアレンジをラジオとかで聴いたことがあって知っていたのですが、大元のホイットニー・ヒューストンの方は全く知らなかった私。そんなわけで歌の方については今回のMIQTAKEで初めて触れた次第。
推しが完全に自分のものにしていらして、大人の推しの世界に魅了されました。
ちなみにwikiによれば、「既婚者の男性との不倫を歌っていて、すべての愛をその男性に捧げる」という内容なのだそうで…。アカン、内容を知ってしまったが故に、今回の推しの声で聴いたこの曲で色々妄想がはかどってしまう。
15. Dang dang
MIQTAKE the advanced ver.
→松任谷由美の1982年のアルバム『PEARL PIERCE』収録曲。推しがしっとりと聴かせた後は、ラストに向けてもう一盛り上がりということで、ノリのいいポップスを。これもまたMIQTAKEのもつ意外性の一つの形。
16. What's cha gonna do for me
→チャカ・カーンの1981年の同名アルバムのタイトル曲。
MIQTAKE及びMIQUEENには、数回ごとにテーマ曲(注:毎回一番最後あたりに歌われる定番曲)を変える風習(推しとMIQさん曰く、主な理由は運営さんが飽きることによるもの)があり、この曲もそのひとつ。テーマ曲化されたのは先に触れた私の初MIQTAKEの時でした。
これまた推し沼にドボンしたてのころの思い出と共に深く刻まれていたため、久々にこの曲をお二人の声で聴けたのは嬉しかった。ポップ、アニソン、懐かし洋楽とジャンルを超えつつ、最後はキャッチ―&ソウルフルなテーマ曲で〆る。MIQTAKE鉄板のフォーマットを堪能できました。
あとね、推しとMIQさんのお二人で、パワフルに聴かせてくれるのが、またいいんですわ!
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