山谷地域はご存じですか?
前回投稿で少し触れましたが、台東区の北部はかつてドヤ街と呼ばれる、高度成長期には土木・建設現場で働く家なき労働者が仕事を求めて集まり賑わった地域でした。今この街を歩けば危険な雰囲気はさほどなく。足を踏み入れれば、ひっそりと古びた130軒ほどの簡易宿泊所が並び、疲れた表情のおじさまがちらほらと徘徊しています。その中にもいくつか戸建やマンションなどもあり、再開発も進められているようで、緩やかにつながりのない代謝が行われている印象です。
その失われていく側であるおじさま達をサポートしているのが、山友会というNPOです。
今回の展覧会のトークショーゲストとして、山友会副代表の油井さんにご登壇いただくことが決まりました。
そのお礼と段取りの確認のため、1時間ほどインタビューを行わせていただきました。詳しくはトークショーにとっておきますが、コミュニティづくりが主軸にあり寄り添うことでのケアを行っている非常に暖かな活動でした。
喪失は死別だけではありません。様々な角度から、考えていきたいと思います。
山友会
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2025年2月に東京都台東区で実施する展示会に向け、喪失体験の取材をさせていただける方を募集しています。
また、クラウドファンディングも実施中です。ご支援いただける方や拡散いただける方は、以下URLからアートプロジェクトの詳細をご確認ください。よろしくお願いいたします。