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【役づくりの基本2/5:具体的な方法編】 なんとなーくファーストインプレッション:7分で読めます

演技上達のブログとかnoteとかって怪しい感じのが多いんですよねー。
なんででしょ.....

これを読んでいる賢明なみなさんは、変なレッスンとか、謎の教材とかに騙されないでくださいね。

情熱があって、やる気ある人ほど騙されてしまうことが多いで、悲しいことです。

そういうのを少しでも減らすには、みんなが『知恵』をつけていくことです。
マジで気をつけてね。

ま、そんなこと言ってる僕が、一番変なのかもしれないんですけどね……。
(僕の名前で検索すると、僕がブルマー履いて踊ってる変な動画出るしね)


さ、それはさておき、今日は『役づくり』の具体的なやり方のお話。


身も蓋もないことから話しますと、

『役づくり』って時間かかります。


友達と仲良くなるのと似ているとお伝えしましたね。
友達と瞬間で仲良くなるのが難しいじゃないですか?気が合うなーくらいはあったとしてもね。
それと同じように、役と仲良くなるのも時間がかかるんですよ。

もちろん、イレギュラーで、役作りを瞬間で出さなければいけない時は、
丁寧に作ってきた役のストックから取り出して対応することもできます。

ですが、それはあくまで応急処置です。

そこに頼りすぎると、ずっと同じ演技になってしまって、すぐに飽きられてしまいますし、本人も「演技の何が楽しかったのか?」がわからなくなって、結果的に俳優生命を縮めるので気をつけてくださいね。

やはり『役づくり』は、どうしても時間がかかるものです。

俳優が『役』のために使った時間や労力が、架空でしかないはずの『役』に説得力を持たせます。
人間をやり、人間の心を動かすって、インスタントだけでは難しいんですよね。

なんでも簡単にすぐに出来る時代と逆行してるみたいですが、だからこそ時間と労力を使うということは価値が出る行為なんですよ。


もちろん問題もあります。

何でもかんでも時間を使えばいいというものでもないです。

結果的に悪いことになってしまう時間の使い方もあります。
noteで何度も書いている、変な癖をつけてしまった状態に仕上げてしまうことです。

時間使った結果、自分で芝居のプラン(どころか相手役の芝居プランまで作ってしまう人もいるから、ビックリします)をガチガチに作ってしまって、監督や演出の指示が通らないとか悲劇でしかないです。
何度でも言いますが、しなやかに変化がしないガチガチな芝居で現場来るなんて論外ですよ。

役と出会う時間をかけがえのない瞬間を、大切に使うために、このnoteを参考にしていただけたらと思います。


もちろん合わなかったら、他の方法を試してみてくださいね。大切なことは自分に合った方法を探すこと。
これも参考の一つくらいの気持ちで気楽に読んでみてくださいね。


ではお待たせしました、いきましょう!


スーパー簡単3ステップで出来る『役づくり』の仕方!!


いえーーーーーーーーーー!


「さっき難しいって言ったやないか!」って声も聞こえそうですが、
まあまあ、落ち着いて。


スーパー簡単3ステップで出来ちゃうんですね。
すごいですね、私が考えました。
(褒めてください)

スーパー簡単3ステップはこちら!

①ファーストインプレッションを『なんとなーく』書く
②台本に『ツッコミ』を入れる
③鬼の『調べ物』


これだけ!!

簡単ですねー。最後に、『鬼』とかついてて物騒ですけれど、気にしない気にしない。

さ、いきましょー!!


<ステップ①>
【ファーストインプレッションを『なんとなーく』書く】

用意するもの:
台本
ノート
ボールペン(消せないものがオススメです)


まず、台本を読みましょう。
読まなきゃ役づくりは始まりません。

台本を一度も読まないで『役づくり』を完璧できるって人がいたら、連絡ください。むしろ詳しくお話を聞いてみたいです。


読み終わりましたら、

ノート見開き1ページ使って、
自分の役のファーストインプレッションを雑に紙に書いてみましょう。


感想でも絵でも1文字でもいいです。あとから自分がわかればなんでもいいです。
見開きで贅沢に使うので、余白ができますがそのままで構いません。
ノートくらいは贅沢に使える人生でありたいと願う三浦です。

余白にあとで書き込みを足したくなったら足してもいいし、足したくなかったら、そのままでもいいんです。
もちろん、ファーストインプレッションで見開きにビッチリ書きたくなったらそれでもいいですよ。

大切なことは、
ファーストインプレッションは、人に見せるための余所行きのものではなく、自分用だということ。


人に見せるための綺麗に飾った言葉ではなく、その感じたものをそのままどうぞ。

「いや、これはぼくの本当の気持ちじゃない」
とか
「これはわたしの感じたままは、まだまだこんなもんじゃない!」とか

そんなこだわらなくていいです。なんとなーくでいいんです。

ペンの動くままに任せてください。

「あー、なんかよくわかんねーなー」でもいいし
「めっちゃ共感!」でもいいし
「なんか、腹減ったな」とかでもいい
なんかふんわり丸を三個書くだけでもいい
「ファッ?!」でもいい

その時の自分の感覚をそのままに紙に書いてみてください。
肩肘はらず、なんとなーく書いてみてください。
このなんとなーく、っていう適当さがマジで大切です。

書けた見開きノート1ページ。
これが、

あなたと『役』とのスタート地点です。


ここから始まるのです。ここから、あなたと役との物語が始まるんですから、余白が多くてあまり前。それがワクワクします。

ということで、
この見開き1ページは大切にしていてくださいね。
迷った時にこれを開いて見てくださいね。

あくまでポイントは、
一行でも、一文字でもいいです。記号でもいいし、似顔絵でもいいです。

あんまり綺麗に言葉にしすぎると、あとでそのイメージに自分自身がハマって動けなくなるので、抽象的な方がよいのです。

なので、ラクガキでもいいんです。


はい、ということで、今日はここまで。

明日は具体的な方法②です。
情報量多いので、全5回にしました。
ので、明日続きで。

『②台本にツッコミを入れる』

です。お楽しみに!

明日も19時くらいにあげます。明日もまた会いましょう。
ではでは、また明日。

演劇王子みうらでした。

このnoteマガジンは、プロの演出家が、現場でですぐに使える具体的なテクニックを、ちょい濃いめのことを離乳食のように読みやすく書いてます。

やる気ある才能あふれる俳優たちがたくさん育つように、普通にレッスンとかで教えてることを惜しみなく放出してます。
気が向いたら衝動的に全部消すかもしれませんので、今、読むのをオススメします。

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