渾身のドロップキック。いじめられっ子だった僕がいじめっ子を撃退した時の話。
少しずつ明るくなり始めた、僕の小学校生活。
でも、相変わらず僕にちょっかいを出してくる、いじめっ子がいました。
今回は、いじめを克服した時のエピソードを話そうと思います。
いじめっ子
僕は小学生高学年のころ、いじめを受けた経験があります。
目が大きいから「デメキン」と言われました。
小学校のころなんて、自分がどういう顔をしているのか、気にしたことがありません。
「デメキン」と呼ばれ、「デメキンって何だろう」と思いながら、ペットショップでデメキンを初めて見たときはショックでした。
そうだとしたら、気持ち悪いなと思いました。
自分のことを、気持ち悪いと思うようになりました。
自分に自信がなくなっていく
自分のことを気持ち悪いと思うと、上手く笑えなくなりました。
ふと笑った時に、デメキンが笑うと気持ち悪いなと思ってしまい、笑いそうになったら手で隠したり、笑うのを我慢するようになったのです。
そのうち、笑い方も「ふふっ」程度でしか笑えなくなりました。
何の抵抗もしない僕に対して、いじめっ子たちが消しゴムを投げつけたり、いろんなことをされたことを覚えています。
そう思った時もありました。
家に帰ると
家に帰ると、辛い現実は忘れられました。
ふざけると、母親や妹と姉ちゃんが笑ってくれる。
映画を見ると楽しく、早く大人になりたいと思いました。
たまに母方の田舎に帰ると、大自然に囲まれて、現実が夢だったかのように感じることも。
自分の居場所がたくさんあったおかげで、自分を保つことができました。
渾身のドロップキック
ある日、校庭で遊んでいる時に、バスケットボールが飛んできました。
頭に強い衝撃があり、何が起きたのか思いました。
すると、笑っているいじめっ子が見えました。
その瞬間、僕の中の何かが「プツン」と、音を立てて切れました。
それから自分が取った行動は、自分でも予想外の行動でした。
今でも、スローモーションのように覚えています。
僕は、いじめっ子に向かって走り出しました。
そのまま思いっきりジャンプをしました。
そして、ジャンプをしたまま曲げた足を、いじめっ子に向けて思いっきり伸ばしました。
いじめっ子は吹っ飛んでいきました。
僕は「渾身のドロップキック」で、いじめっ子を吹っ飛ばしました。
いじめっ子は、何が起きたか分からない様子でした。
僕も、何をしたか分かりませんでした。
他にもこのいじめっ子からいじめられていた子も、同じ辛い日々を送っているだろうと思っていました。
僕だけじゃなく、みんなのことを想うと、もう何をされても全力で戦おうという気持ちでした。
ものすごい、心臓の鼓動の高鳴りがあったことを覚えています。
こいつはやばいと思われたのか、それ以来、いじめっ子が僕に向かってくることはありませんでした。
いじめられっ子だった僕は、いじめっ子を撃退することができました。
まとめ
人は、本気を出すと、もの凄いパワーを発揮しますよね。
僕の場合はおそらく、映画でこういう風に主人公が変化するシーンをたくさん見てきたから、行動できたんだと思います。
それから僕は小6になるまでに、チビデブ眼鏡だった自分の見た目もすべて変えることができました。
その時の話はまた次回しようと思います。
ここまで読んでいただき、ありがとうございました!
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