自分以外の人でもできる仕事を手放し、自分しかできない仕事を選択する
21歳のとき、僕はアルバイト漬けのフリーター生活から、舞台出演のための稽古漬けの日々に一変しました。
それまで、アルバイト先では僕がいないと周らないと思い、責任感を持って働いていましたが、実際のところは違いました。
そのとき気づいたことを話します。
1.バイトリーダー
舞台稽古が始まり、突然数ヶ月のお休みをいただくまで、僕が1ヶ月で働いていた勤務時間は、週4日フルタイムの10時〜22時。
さらに、ある程度のレベルの人しか担当できない、インカムを付けたリーダーという、責任のあるポジションの仕事。
「三浦がいないとダメだね!」と店長や周りのバイト仲間から言われていたので、僕も「僕がいなきゃダメだ」と、残業や休日出勤も喜んでやっていました。
舞台で数ヶ月休むことになったときは、「お店に迷惑をかけてしまう」という不安があり、アルバイトではなく舞台出演を選んだことは、苦渋の決断でした。
2.アルバイト復帰
舞台本番を終え、久しぶりにバイト出勤をしたときは、すべてが変わっていました。
新しい人がたくさん入っていて、僕が担当していたインカムリーダーは後輩が担当。
「まさかあの後輩がインカムリーダーをできるようになるとは」と、驚きました。
三浦さんがいなくなって仕方なくやってたけど、だいぶ慣れました!
後輩の成長を見て嬉しい反面、僕がいなくても何の問題もなく、お店が周っていたことが衝撃。
たったの数ヶ月で、僕が居場所はなくなっていました。
3.気づいたこと
仕事には、自分しかできない仕事と、自分以外の誰でもできる仕事があることを知りました。
居酒屋アルバイトは、店長が新しい人を雇って育成してしまえば、誰でもできる仕事。
ただし、新しく入る人の育成が大変なので、育成された人を大切にします。
「バイト代上げてください」と交渉したとき、時給50円上げてもらっただけで嬉しく、人の2倍も3倍も働いていました。
たった時給50円UPで人の2倍も3倍も働く人材がいれば手放したくないものの、ダメなら代わりに育てれば良いのです。
アルバイト復帰したときに、僕の代わりはいくらでもいたことに気付き、寂しさを覚えましたが、「社会ってこういうものか」と冷静に考え、大事なことに気付けました。
まとめ
その後、2年間働いたアルバイトを辞めて、日中の自分の時間を優先しやすい夜勤のアルバイトに変えました。
「若いからまだ大丈夫」と思っていた夜勤の生活は、想像以上にハードで、太陽の光を浴びることがない日々が続くことになりました。
続きはまた次回、お話します。
ここまで読んでいただき、ありがとうございました!
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