人生かけて6年間取り組んだ俳優という夢を一旦横に置いた理由
24歳の時の僕は、俳優という夢を目指し、6年が経過していました。
俳優事務所に所属し、半年が経過。
毎月のレッスンに行くことを辞めて、1か月考えた結果、俳優業を一旦横に置く決断をしました。
その理由について、まとめておきます。
1.夢は叶っていた
僕が俳優を目指し始めたきっかけは、「映画に出演したい」ということでした。
その夢は、20歳のときに映画にエキストラ出演し、叶っていました。
でも、何も考えずに東京へ飛び出してしまった手前、他に自分にできることが思いつかず、なんとなく続けてしまっていたのです。
ずっとモヤモヤを抱えながら、寝れない夜を何度も過ごしながら、「応援してくれる誰かの力になりたい」という想いで頑張っていました。
2.良き父親になりたい
僕が俳優を目指すことを伝えた時、父親は止めないで応援してくれました。
父親はいつもボロッボロの服を身に着けて、電気代や水道代を極限まで節約していましたし、決して裕福な家庭ではありません。
でも、僕が俳優業で窮地に陥ったときに、何度も金銭的な援助をしてくれました。
そんな父親の凄さに気づいたのは、二十歳を超えてから。
息子の夢を応援できるだけの、経済力があることを知りました。
やりたいことを自由にやらせてもらって、僕も父親になる時には、子供の夢を応援できる、経済力が欲しいと思いました。
3.人生経験を増やしたい
色んな役を演じていくなかで、自分の人生経験の乏しさを痛感していました。
恋愛経験が少ないから、恋愛ものの役が回ってこない。
社会人経験が無いから、スーツが似合わない。
「この役のこのシーンの心境は、あの時の心境と一緒だ」
そうやって過去の経験から配役の心境をリンクさせていたことの、限界を感じていたのです。
演技の幅を広げるには、もっとリアルに人生経験を増やした方が良いと感じていました。
4.まとめ
当時色々と僕の話を聞いてくれていた方から、「夢を諦める」ではなく、「夢を一旦横に置く」という考え方を教わりました。
やりたいことをやるのではなく、やるべきことをやる。
今は経済力を付けることを優先して、経済力の基盤ができた先に、やりたいことをやれば良い。
自分の心に正直になって、夢を一旦横に置き、僕は新しい道を歩み始めました。
続きはまた次回お話しします。
ここまで読んでいただき、ありがとうございました!
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