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初めての自主制作映画で体験した「和太鼓演奏」

俳優の専門学校に入学し、約半年が経過したときの話です。

授業の一貫で、同学年の映像コースのメンバーと協力し、自主制作映画を作ることになりました。

1.自主制作映画

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初めての自主制作映画体験。

撮影されながら芝居をやるということに、多少の不安もありましたが、それ以上に役柄が一番の課題でした。

僕が演じることになったのは、太鼓部の少年という役柄。
映画のクライマックスに、和太鼓を演奏するシーンがありました。

和太鼓を叩いた経験があるという人は少ないと思いますが、僕も当然ながら叩いたことがありません。

そんな状況の中、僕が太鼓をマスターするのに設けられた期間は、わずか1ヶ月でした。

2.和太鼓猛特訓の日々

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小学校の体育館にて、和太鼓の猛特訓がスタート。

猛特訓と言っても、実際に太鼓を使った稽古ができる回数は、合計8回程度。
「これは本気で集中してやらないとヤバい」というプレッシャーがありました。

和太鼓は思った以上に固く、1回目の稽古が終わった翌日には、手が手肉刺だらけ
和太鼓を覚えること以上に、本番まで手の痛みに耐えられるかどうかという不安がありました。

「サントコドッコイドッコイドッコイ!」
稽古がない日も毎日のように、手で太ももを叩きながら、和太鼓のリズム練習をやっていました。。

3.太鼓バチの限界

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半月くらい経ち、稽古日数も折り返し地点。

いつものように和太鼓を使って練習をしている最中に、「ボキッ!」と音を立てて、太鼓バチが折れたことがありました。
太鼓バチは直径2センチくらいあり、早々折れるものではありません。

「このバチが折れるほど練習していたのか・・・」

俳優を目指す前の僕は、ドラマ「ウォーターボーイズ」を見て、俳優の方々の練習量に感動していました。

今は自分も同じように練習していることを実感し、俳優としての道を歩んでいることにすごく充実感を覚えた瞬間でした。

4.撮影開始

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和太鼓特訓も終わり、撮影が開始。
役者のみんなの周りをカメラマン、照明、音響スタッフが囲み「これが本物の撮影か・・・」と感動していました。

太鼓披露のシーン以外の僕のシーンは少なかったので、撮影自体は難なく終了。

そしていよいよ和太鼓披露のシーンがやってきました。

5.和太鼓演奏

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和太鼓披露の撮影で大変だったことは、撮影にはリハーサルと本番がある為、何度も和太鼓演奏を全力でやらなければならないこと。

僕はリハーサルの時点で本気でやりきってしまっていたので、本番を迎えた時に少し疲労感がありました。

一回の和太鼓演奏だけでは上手く行かず、3回撮り直し。

シーンとしては「ようやく和太鼓が叩けて爽快感に満ちている」ような表情を演じる必要があったのですが、3回目はもう笑顔にすることで必死で、若干顔が引き攣っていました。

撮影が終了し、初めての自主制作映画体験は無事終了しました。

まとめ

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俳優コースの授業は新しい体験の連続。

初めての撮影で本番に至るまでの苦労を経験し、TVや映画で活躍されている俳優さんは本当にすごいと、尊敬心が生まれました。

僕の俳優としての道は、まだまだスタートライン。
さらに様々な体験があった話は、また次回お話しようと思います。

ここまで読んでいただき、ありがとうございました!

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