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死ぬかと思った経験【引越しアルバイト】

岡山から東京へ上京し、役者の専門学校に通っていた頃。小遣い稼ぎとして、単発のアルバイトをやっていた時の話です。

1.引越しバイト

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数ある単発バイトの中から、体力づくりにも丁度いいと思い、引越しバイトを選びました。

集合場所へ行ってみると、一緒に働くメンバーは、同世代の引越しバイトの先輩男性2人。
同世代ということもあり、楽しく仕事ができそう。

3人で運転席に並んで乗って、ワイワイしながら現場に向かっていました。

2.二階建ての一軒家

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現場に到着したところ、今回引っ越しを担当するのは、二階建ての一軒家でした。

早速仕事を始め、順調に荷物を運び出していましたが、徐々に太陽に照らされながらの重労働に疲弊し始めていました。

そんな中、二階の荷物の中に洋服ダンスがあるのが気になりました。

「まさか、これを3人で運ぶのか・・・」

僕の不安を他所に、先輩2人は何10キロあるか分からない洋服ダンスの運び出しに取り掛かりました。

3.洋服ダンス

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洋服ダンスの寸法を測ったところ、階段を通すことは不可能ということが分かりました。

先輩2人が話し合った結果、ベランダからロープを吊るして運ぶことに。

「いやいや無理でしょ・・・」

不安いっぱいの僕に構うことなく、先輩2人はやる気満々で動き出しました。

4.ベランダから運び出す

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まずは洋服ダンスをロープで結び、ベランダ付近まで運びます。

そして僕と先輩1人の2人で持ち上げ、1人はロープを持ち、洋服ダンスをベランダから宙吊り状態に。

「絶対離すなよー!!」
「分かってるー!!」

ロープを離したとしたら、2階から落ちた洋服ダンスは確実に大破し、大クレームとなります。

そんな最悪のイメージを浮かべている余裕もなく、危機感迫る現実が目の前で起こっていました。

少しずつ、ある程度の位置まで吊り下ろしたタイミングで、1人が下に降りて、下から洋服ダンスを支えることに。

僕は上でロープで支えていましたが、3人でやっと支えていたところが2人になった時は本当に腕がちぎれそうで、このまま身体ごとロープに持っていかれて落ちて死ぬかと思いました。

下に降りた1人がしっかり支える位置まで、僕と先輩で必死の思いで降ろしたところで、僕も下に降りて2人で支えることに。

もう1人の先輩が踏ん張ってくれたお陰で、なんと地面まで洋服ダンスを下ろすことができました。

5.無事終了

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洋服ダンスを下ろす作業が終わった後、僕の腕は限界を超えて、ずっと震えていました。

少し休憩をしようと、入ったファミレスではドリンクバーでジュースを10杯くらい一気飲み。

これほどドリンクバーが美味しく、飲み放題だなんて素晴らしいサービスだと感じたことは、人生で最初で最後だったと思います。

休憩が終わると、引越し作業は続きました。

「はい!重いよー!」
「はい!これは軽いよ!」

引越し慣れしている先輩が、励まし続けてくれたお陰で、無事最後まで引越し作業を続けることができ、僕の引っ越しアルバイトは無事終了しました。

まとめ

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役者活動をする傍ら、このように滅多に経験しないアルバイトをたくさん経験してきました。

こういう経験があると、普通にオフィスでゆっくり仕事ができるだけでも、幸せだと感じます。

他にも死ぬかと思ったアルバイト経験はいくつかあったので、また次回お話しようと思います。

ここまで読んでいただき、ありがとうございました!

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