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三浦るぴんの短編小説(全年齢向け)

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三浦るぴんの短編小説(全年齢向け)です。
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#様子

好きへと変わる気持ち(短編小説)

* 僕が彼女の秘密を知ってしまったのは、夏休みに入る前の日だった。 その日も僕は図書室で…

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これからも一緒にお風呂入ろうね!(短編小説)

* 幼く見える少女と幼く見える少年が一緒のお風呂に入っている。 「えへへ、あったかいね」 …

じゃあ、これから毎日ハグさせてくださいね!(短編小説)

* 彼女のことを考えると、心がドキドキしてしまう。 「あの……もしかして、私のこと意識し…

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付き合いたてのカップルがラブラブする話(短編小説)

* 「あ、あの……」 「……え?」 放課後。 いつものように部室で読書をしていた俺は、突然…

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ブラコン妹とシスコン兄ちゃんと甘ったるくて苦ったらしい液体(短編小説・前編)

* 「あ、お兄ちゃん……お帰りなさい! ご飯にする? お風呂にする? それとも、わ・た・…

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ブラコン妹とシスコン兄ちゃんと甘ったるくて苦ったらしい液体(短編小説・後編)

* 「なあ、俺昨日何してたっけ?」 「覚えてないの?」 「すまん……さっぱりだ」 「ふーん…

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文芸部の先輩と後輩の恋愛事情(短編小説・前編)

* 「え? 何この空気?」 「ん、あー……まぁ、ちょっとね」 「…………」 その日の放課後。いつも通りに文芸部の部室へと足を運んだ俺は、いつもとは違う雰囲気を感じ取って首を傾げた。 なんだろう、妙に重いというか、ピリついた感じが漂っている気がする。そしてそれは、俺の向かい側に座る後輩ちゃんも同じようで、どことなく居心地の悪そうな表情を浮かべていた。 「……えっと、何かあった?」 「いえ、別に何もありませんよ」 そう答える後輩ちゃんの笑顔は、明らかに無理をしているようにしか見

文芸部の先輩と後輩の恋愛事情(短編小説・中編)

* そんなことを考えている間にも、どんどん状況は悪化していく。 気付けば周囲には人だかり…

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文芸部の先輩と後輩の恋愛事情(短編小説・後編)

* 俺と後輩ちゃんは並んで歩き続けていた。 「先輩、どこに行くんですか?」 そんな問いかけ…

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大晦日の大掃除@オチなし(短編小説)

* 大晦日の大掃除。 それは、毎年恒例の行事である。 「お兄ちゃん、ちゃんとキレイにして…

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ずっと家族だった姉が義姉だったので、恋人同士になりました。第3話

  *  ジェットコースターに乗ってみて、わかったことだけど、結論として、ものすごく楽し…

人間の美しさは偽物である(短編小説)

  *  人間の美しさは偽物である。 「人は、自分よりも美しいものに嫉妬する」と、誰かが…

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ずっと家族だった姉が義姉だったので、恋人同士になりました。第4話

  *  家に帰ってからも姉さんは上機嫌だった。  気がつくと夜になっていた。  そこで…

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小悪魔な後輩に誘われている(短編小説・前編)

  *  いきなり、背中に柔らかいものが押し当てられた。  しかも、その柔らかな感触は背中から腰にかけてゆっくりと動いている。 「おい」 「はい?」 「……当たってるぞ」 「なにがですか?」 「胸だ」 「そうですか? すみません、気づきませんでした」  そう言って、さらに強く押しつけてくる。 「…………」 「……あ、あれ、もしかして、感じちゃいました?」 「……いや、別に……」 「本当ですか? だって、ほら、ここ……大きくなってますよ?」 「……っ