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三浦るぴんの短編小説(全年齢向け)

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三浦るぴんの短編小説(全年齢向け)です。
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#一緒

田舎の少年と都会の少女(短編小説)

  *  俺は田舎が嫌いだ。  なにもない。  なにもなさ過ぎて飽き飽きしている。  だ…

三浦るぴん
7か月前
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好きへと変わる気持ち(短編小説)

* 僕が彼女の秘密を知ってしまったのは、夏休みに入る前の日だった。 その日も僕は図書室で…

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彼女との日常@オチなし(短編小説)

* 彼女の微笑みに、僕は胸が締め付けられる。 「今日はお泊まりです!」 「……はい?」 「…

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これからも一緒にお風呂入ろうね!(短編小説)

* 幼く見える少女と幼く見える少年が一緒のお風呂に入っている。 「えへへ、あったかいね」 …

ブラコン妹とシスコン兄ちゃんと甘ったるくて苦ったらしい液体(短編小説・前編)

* 「あ、お兄ちゃん……お帰りなさい! ご飯にする? お風呂にする? それとも、わ・た・…

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ブラコン妹とシスコン兄ちゃんと甘ったるくて苦ったらしい液体(短編小説・後編)

* 「なあ、俺昨日何してたっけ?」 「覚えてないの?」 「すまん……さっぱりだ」 「ふーん…

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大晦日の大掃除@オチなし(短編小説)

* 大晦日の大掃除。 それは、毎年恒例の行事である。 「お兄ちゃん、ちゃんとキレイにしてね」 「わかってるよ」 今年で小学四年生になる妹は、まだ幼いながらもしっかり者だ。 普段は生意気だが、こういった大掃除の時だけは、素直に言うことを聞いてくれる。 ちなみに、両親はというと、俺が子供の頃から続く伝統だからか、はたまた子供より自分の方が大事だからか、『自分たちは忙しい』と言って、毎年手伝いもせずにそそくさと出掛けてしまうのだ。……まあ、俺もその意見には賛成なんだけ

ずっと家族だった姉が義姉だったので、恋人同士になりました。第1話

  * 「おはようございます、弟君」 「おはよう、姉さん。……朝から元気だね」 「はい! …

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ずっと家族だった姉が義姉だったので、恋人同士になりました。第2話

  *  夕飯を食べ終えて部屋に戻ると、姉さんが入ってきた。 「弟君、ちょっといいですか…

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ずっと家族だった姉が義姉だったので、恋人同士になりました。第3話

  *  ジェットコースターに乗ってみて、わかったことだけど、結論として、ものすごく楽し…

人間の美しさは偽物である(短編小説)

  *  人間の美しさは偽物である。 「人は、自分よりも美しいものに嫉妬する」と、誰かが…

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ずっと家族だった姉が義姉だったので、恋人同士になりました。第4話

  *  家に帰ってからも姉さんは上機嫌だった。  気がつくと夜になっていた。  そこで…

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わたしは吸血鬼のネコになる(短編小説)

  * 「咲良ちゃん、今日の放課後、暇?」 「えっ? あ、うん、特に用事はないけど」 「…