見出し画像

美容室嫌いなあなたへ〜飴は1日4個ぐらいがちょうどいい〜

大学に入ってからというもの、しっかりとした美容院に行っています。

「しっかりとした美容院ってなんなのよ?」って思ったそこのあなた。

多分ちゃんとしてる人なのでしょう。

わたしは高校まで1000円カットなる美容院に行っていました。

「どこのじじいだよ?」て思ったそこのあなた。

だまらっしゃい。

私は髪の毛を頭から引きちぎる作業に、お金をかけるという思考がなかったのです。

尚且つ、おしゃれな美容室が世界で一番苦手なのです。

たぶん、私が死んで地獄に落ちたら、カリスマ美容師に毎日ヘアカットされるという刑に処されることでしょう。

※その刑にもし処されたら「閻魔大王さん、切るのは髪じゃなくて舌だけにしてくれよっ」っていうアメリカンジョークを食らわせて、地獄の炎を凍り付かせようと思います。

おしゃれな美容室のどこが苦手かというのは話せば長くなるので書きませんが、

コミュ力の欠如、という言葉を皆さんへのヒントとして置いておきます。

「なぜそんなに苦手なのに、1000円カットから飛び立ったのか」と疑問に思っているかもしれません。

それはただの意地が始まりでした。

「どこの美容室通ってるん?」

これです。

どこでもええがな。

そういいたいのですが、女子という生物は、お互いのシャンプーだのなんだのしりたくなっちゃう生物なのであります。

この質問に、ほかの女子たちはおしゃれな横文字で答えるのです。

私はというと

「1000円カット」これはいかんのであります。

もはや、神から「女子」という権利をはく奪されるべき回答。

ここで私は「ちゃんと女子らしくこたえたい」という、浅はかな考えから美容室を予約しました。

いざ、おしゃんな美容室に入ってみると、アンケートが手渡され

(楽しい接客or静かな接客)

という欄がありました。

勝訴!!!

私の頭では、リトルな自分がこの二文字を掲げていました。

後者に丸をすれば、私がこの地に降り立たなかった原因が消滅するのであります。

いや。まて。

後者のほうに丸をすることによって

「こいつ、さては陰キャだな」

と思われるのでは…。

この心の葛藤で簡単なアンケートに答えるのに、五分ぐらいかかりました。

美容師さんに「下宿生ですかぁ~?住所書くの時間かかってましたね~」

と言われてめちゃくちゃに焦って、食い気味に

「はい、そうですがぁ?」

と言ってしまいました。

この場を借りて謝罪いたします。陳謝。

アンケートは、背に腹は代えられないということで

「静かな接客」をチョイスさせていただきました。

これで私は気兼ねなく時間を過ごし、目の前に置かれた飴ちゃんをほお張れる。

しかし、人生はそんなに上手くいかぬものであります。

美容師さん、めっちゃしゃべるやん。

閻魔様どうか、この男の舌を優しくちょん切り下さい。

アンケートは彼の目に入るまでに、宇宙の塵と化したようです。

この報復に、山盛りに盛られた飴ちゃん全部食べて帰りました。

帰り際、美容師さんに、

「この飴好きみたいですね」

といくつか飴をお土産にくれました。

1000円では買えない優しさを、私は見たのです。

しかしなぜ、「静かな接客」をチョイスしたにもかかわらず、芸人ばりに話してくれたのか...

話すの好きならアンケートの接客の欄を、「好きな飴のフレーバー」に変えたほうがいいように思います。

今度は寝たふりをしてみようかな。

結論:一日にあめ五個以上食べたら口ザッラザラになる

以上です

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?